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トランプ再出馬というが
ちょっと stale な、8月の記事になるが かんべえさんがトランプの姦計情報をまとめてくれているので もう一度読んでみることにする 今の状況だと、共和党はトランプ、となりそうだが ものすごい数の訴訟問題を抱え 弁護士費用の捻出が大問題であり なおかつ 共和党側の大統領候補として再出馬は、年齢的にキツイ 大丈夫か?トランプ と言うところだが ーーーーーーーーーーー 別に表明しなくてもいいのだが 民主党側の候補者次第でもあるのだが 私は、トランプの再出馬・再選をを支持しない 理由は 1 EU/NATOとの関係がよろしくないし 2 ウクライナ支援に消極的になるだろうし 3 トランプ政権と言うものは、良かれ悪しかれ(私 4はよくなかったとおもっているのだが)各論・個別政権 一方のオバマ政権は、まがりなりにも総論政権であった 4 トランプ政権はトランプ独裁で、top down 政権の性能・performance 能力は、すべて、トランプ個人の能力に依存している 今のバイデン政権は、認知症のバイデンを支えるスタッフによる bottom up 政権 人事的におおっくをの責めな昨今の米大統領選の状況を考慮すれば 安定性・危険回避の観点からは、bottom up が望ましい こういうところである ーーーーーーーーーーーーーーーーー 「かんべえの不規則発言」より <8月1日>(火) 〇本日のNYTの記事、これは少々衝撃的なデータでありますな。 ●2024年の大統領候補、共和党員の選好 ドナルド・トランプ 54% ロン・デサンティス 17% マイク・ペンス 3% ティム・スコット 3% ニッキー・ヘイリー 3% 〇2位で追うデサンティス知事の支持率が、フロントランナーであるトランプ前大統領の3分の1に満たない。そしてその後の3候補はいずれも3%である。「一強、一弱、その他大勢」、という図式である。 〇やっぱりデサンティス候補は「可愛げがない」のだよな。1992年のビル・クリントンみたいに、一度は「圏外」に落ちてから大復活を遂げる候補者は、どこか憎めない可愛らしさがあったものである。その点、デサンティス氏は賢そうだし偉そうだし、ここから這い上がるのはちょっとキツイかもしれませんな。 〇少し先走った読みをするならば、来年の選挙カレンダーは既に公表されていて、これを見ると来年の3月5日(火)がスーパーチューズデーである。この日に「共和党はトランプ候補で決定!」となればそれはそれで結構。この日はカリフォルニア州とテキサス州という大きな州が開票されますからね。 〇ところがそれで決まらなかった場合、決着が3月19日(火)になだれ込む可能性がある。この日はフロリダ、イリノイ、オハイオの票が開く。デサンティス知事、ここで地元で大差をつけられて敗北宣言に追い込まれると、とってもカッコ悪いことになる。 〇2016年選挙では、フロリダ州選出のマルコ・ルビオ上院議員が地元でトランプ氏に粉砕されてしまった。あれは衝撃的だったな。幾分、気の早い話ではあるのですが、そんなことになったらデサンティス知事の政治生命が危うくなる。まあねえ、共和党内はトランプ氏を乗り越えるのは難しそうですな。 ====================================== <8月3日>(木) 〇トランプ前大統領が、とうとう3件目の提訴となりました。①ポルノ女優への口止め料支払い問題と、②国家機密文書をマー・ア・ラゴの自宅に隠匿していた疑惑という前2件の提訴は、これに比べれば軽いものとなります。今回は司法省のジャック・スミス特別検察官によるものであり、疑惑は「1月6日の反乱(連邦議事堂乱入事件)」に関するものである。これは米国政府を欺く共謀など、4つの重罪を構成する。有罪判決となれば、懲役刑は避けられないでしょう。 〇今回の提訴には6人の共謀者が居たことになっている。まだ名前は出ていないが、トランプ氏の顧問弁護士を務めていたルディ・ジュリアーニなどは当然、「共犯者」として後日、提訴されるのでありましょう。そして今回の連邦裁判は、①や②よりも優先されるべきである。なにしろ「アメリカ民主主義に対する挑戦」であり、しかも現職の合衆国大統領が主犯だったわけですから。 〇今回の告発によって、トランプ支持者はまたまた活気づくことが予想されます。とはいうものの、トランプ陣営としては今後の膨大な訴訟費用をどうやってファイナンスするかという問題に直面する。過去2回の提訴に対しては、おカネは潤沢に集まったのだが、トランプ支持者は自分のおカネが裁判費用に使われることを望まない。カネが仇の世の中でありますから、トランプ陣営にとっては、これが将来的に死命を制する「糧道」となる可能性はある。 〇本件に対する政治家たちの反響は、だいたいが予想の範囲内だった。民主党は「そら見たことか」。共和党は多くの有力者が沈黙した。ただしマイク・ペンス前副大統領は「憲法よりも自分自身を優先するような人物は合衆国大統領になるべきではない」と正論を述べている。とはいえ、共和党内のペンス支持率は3%であり、トランプのそれは54%である。 〇あらためて考えてみると、①の提訴には刑事罰がなく、②はフロリダ州の裁判所で行われるので、トランプ被告にとっては有利であろう。その点、しみじみ今回の提訴が重い。4件目としてはジョージア州検察による「選挙介入疑惑」もありますけど、これは州法に基づくものなので、やはり相対的に小さい。とはいえ、これだけの数の裁判が同時進行すると、弁護側としては手間もお金も大きな負担となるはずだ。 〇てなことで、本件の精査はしばらく続きそうである。ああ、なんて面倒くさい。 ============================================ 〇8月14日には、トランプさんに対する4つ目の起訴が飛び出した。今度はジョージア州の大陪審によるもの。疑惑は2020年選挙において、ジョージア州の選挙結果を現役大統領であったトランプ氏が歪めようとして、同州の州務長官に圧力をかけたこと(「××票を見つけてこい!」)などである。容疑は組織犯罪を取り締まるRICO法である。日本で言えば暴対法ってところですか。 〇ややこしいことに、本件は州検察による起訴なので、仮にトランプさんが2024年選挙に勝ったとしても、自分自身に恩赦を与えることができない。連邦法違反である「機密文書隠匿疑惑」や「1月6日・連邦議事堂乱入事件の扇動疑惑」とは違うのである。ああ、なんて面倒くさい。 〇しかしこれから先、4つの裁判を同時に戦いながら、大統領選挙にも出るというドナルド・トランプ氏の業は何と深いのであろうか。この間、相互の裁判で矛盾が出る怖れがあり、しかも裁判資金を稼ぎ続けなければならない。でも、こんな風に試練を受けているトランプさんは、なんだか嬉々としているようにも見える。 〇で、来年11月にはどうなるのかって? もちろんそれはわからない。とりあえずちゃんとフォローしておきましょう。
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最終更新日
2023.09.02 23:47:35
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