カテゴリ:IH【健康・医学情報】
1日3回、1~2分間活発に動くだけで死亡リスクが4割減、研究 運動嫌いに朗報、「運動とは言えないほどのわずかな活動」にも高い効果 2023.01.07 日常的な活動を短時間だけやや激しく行った場合、 座ってばかりの生活やあまり活動的でない生活と比べて、 死亡リスクを減らせるという研究結果が発表された。 日常的な活動を短時間だけやや激しく行った場合、 座ってばかりの生活やあまり活動的でない生活と比べて、 死亡リスクを減らせるという研究結果が発表された。 座ってばかりの生活が健康に悪いことはわかっているが、 運動不足を解消しなければと考えただけで気が重くなる。 しかし、手軽に効果を得られる方法が明らかになった。 ーーーー 2022年12月8日付けで学術誌「Nature Medicine」に発表された最新の研究によると、 早歩きをする、 荷物を運ぶ、 家事のペースを上げる など 、1日3回、1~2分間 「活発に動く」だけで、 健康に大きな効果があるという。 ーーーー 「とてもシンプルですが、これまでにない発想です」 と話すのは、 研究を率いたオーストラリア、シドニー大学の 運動科学者エマニュエル・スタマタキス氏だ。 「多くの人、そして、多くの医療従事者がいまだに、 身体活動は自由時間に行うものであり、 どこかに行かなければできないと考えています」 スタマタキス氏のチームは、 日常的な活動でも 高強度で1~2分間 毎日3回行うと、 死亡リスクが最大40%下がることを発見した。 また、がんや心血管疾患による死亡率も下がることがわかった。 ーーーー 健康効果を最大限に高めたいなら 、スタマタキス氏は毎日活動の強度を上げるよう推奨している 。ただし、 氏は同時に、 例えば、 週4、5回の定期的なエクササイズ による効果の方が 明らかに高いことを認めている。 「それは間違いありません」 ーーーー 運動不足はよくないと言われるが 米疾病対策センター(CDC)によれば、 米国では成人の約25%が運動不足で、 定期的に体を動かしていない人は60%に達する。 身体活動が十分でない人は2型糖尿病、心血管疾患、不安障害やうつ病、早死のリスクが高まる。 米保健福祉省は 健康効果を得るため、 きびきびと歩いたり、 落ち葉をかいたりといった中強度の活動 を週150〜300分以上 ジョギング、ランニング、雪かきといった 高強度の身体活動を 週75〜150分以上行うこと を推奨している。 ーーーー しかし、このような推奨は アンケート調査に基づいて導き出されている場合が多く、 通常10分以下の短い運動をしている人が 調査対象者から外れる傾向がある とスタマタキス氏は指摘する。 ーーーー スタマタキス氏によれば、 近年、すべての身体活動に意味がある という考え方が認められ、 重視されるようになっているという。 ただし、その効果は強度に依存する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.20 10:44:52
コメント(0) | コメントを書く
[IH【健康・医学情報】] カテゴリの最新記事
|
|