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国内繊維市場・スーパーコンビニ ダイエーの栄枯盛衰 これは私が全く知見のない 日本国内市場の話 繊維屋まだ名は無い さんのコメントから始まって 業種的には繊維屋ではないtckyn3707 さんが参加 スーパー・コンビニ業界における経験から 主にダイエーの栄枯盛衰をテーマに 語ってくださった 日本の経済史の、あまり書かれなかった リアル・裏歴史としても貴重なものかと思う コメントにおけるおふたりの 一連のやり取りを 独立した別稿として ここにまとめておきます 御両者、ありがとうございました 非常に僭越ながら 部外者の私ですが 「ここ たいせつなのでは??!」 と思った重要部分に 🔴 マークをつけておきます ーーーーーーーーーーーー 繊維屋まだ名は無い さん >繊維屋の分析:中内㓛(ダイエー) 過去の自分を否定するというと いっけんカッコイイのですが 「最終目的がわけわかめ~ww」に なった瞬間終わりを迎えたのでしょう 🔴中内さん、商社マンだったんですよ 大学ではなく商業学校から日綿に入った 番頭路線組です 🔴つまり出身は小売ではなく元は問屋側 で、戦後家業の小売に移って 過去を否定しだす訳です 🔴「物価が高いのは中間流通のせいだ! 小売と消費者に価格の決定権を!」 🔴「問屋≒商社こそ悪だ~w」 🔴70年代になると、 「メーカーが値段釣り上げてる~w」 といいだして、 🔴中間流通を省いた商品いわば PB品を作ろうとしたものの、 実態は商社頼みだったのは既出の通り そしていかんせんあの規模です 商社嫌いの中内さんでも、 実は商社と付き合わざるえなくて、 〇紅飯田から けっこうな人数の出向社員がいましたね その点、西友は賢くて、スーパーが いまいち弱かった三菱と相思相愛だった筈 んで、80年代になってそこそこ内部に 人が溜まってきてから、海外に結構な数の 事務所を作りました 70年代になるとちょっとした規模の メーカーなら駐在を置いてましたでしょ あれが念頭にあったと思われます ところがそれでも原材料の仕入れから 製品づくりまで全部やろうとすると やっぱり上手くいきませんでした そうこうするうちに、手金が潤沢にあるのが 大規模小売業の良いところ~で 気が緩んだんでしょう 🔴いろんな商売を始めたり、 新業態にちょっかいをだしているうちに 本業もダメになります 晩年は創設した大学の理事長のほうを 熱心にやっておられた記憶があります 21世紀の今となって振り替えると・・・ 🔴小売は滅んでも、なぜか商社の小売系の 部署は不滅ですし、今でも各社 コンスタントに利益を上げています その理由をここいらでもう一度よく 考える必要があると思います ーーーー alex99 繊維屋まだ名は無いさんへ 残念ながら 私には レスするほどの知見無く 明日にでも ピンチヒッター(笑) にレスしてもらおうかと思っております ーーーー tckyn3707 さん >ピンチヒッターです(笑) 以下は私の独断と偏見で書く中内さんとダイエーについてです。 🔴中内さんの凄さは徹底して安売りに拘ったことです。 🔴日本に大量仕入れ、大量販売という概念を築きました。 他社よりも1円でも安く仕入れ1円でも安く売れでしたから、仕入れ担当のバイヤーは相当努力されたと思いますし、その精神が世にいうダイエー・松下戦争となりました。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%BB%E6%9D%BE%E4%B8%8B%E6%88%A6%E4%BA%89 当時総合商社にとって、ダイエーを含めたスーパーや伊藤忠のつぼ八・ファミマへの参入とか、私がいたセブン&アイも三井物産が株主です。ローソンは三菱商事の完全子会社となりました。 私が思うに、当時の総合商社の決済はほとんど手形決済と思われ、キヤッシュフロー、いわゆるスーパーやコンビニ・居酒屋は売上が現金で本部に集まります そして手形ではなく、現金決済でした。 そして食に関しては売上変動が少ない業種ですから、総合商社にとっては取引先として、魅力があった業種だったと思います。 輸入となるとどうしても総合商社の力が必須でした。現地バイヤーを常駐させるとコストがかかり、中内さんの理念である安売りができなくなりますから。だから◯紅さんからの出向者を受け入れていたのだろうと思います。 🔴中内さんの戦略は昭和50年代初頭までは当たりました。 いわゆる駅前の一等地に出店し凌駕しておりました。 🔴しかし昭和50年代後半のモーターリゼーションによって駅前から郊外それも大規模駐車場を併設している店舗が主流となりました。 元々自社物件へのこだわりからか、大規模駐車場を併設するには土地の取得に対して資金が必要になりますよって店舗にお金をかけられなくなります。それがケルンさんが行かれたダイエーの店舗でした。駐車スペースを確保するために店舗にお金をかけられないわけです。 そして更に価格破壊するためにメーカーから直接仕入れとなり、売上が損益分岐点を超えれば問題がないですが、恐らく赤字で出店すればするほど赤字が膨らむという状態に陥ったのだろうと推測します。 ホークスを買収した時、ダイエーの広告宣伝費を圧縮すれば経営できると豪語してましたが、本業のスーパー事業が不振となり、資金の捻出が困難となり身売りしたわけです。 🔴結論から中内さんは、安売りに固執したために社会の変化を読み取ることができなかったと思います。 🔴余談ながら私が在籍していたヨーカ堂、今閉店ラッシュです。ヨーカ堂は、団塊の世代をメインターゲットにして、店作りをしてきました。令和の今団塊の世代がリタイヤすることで売上が減少し、今じゃセブンアイのお荷物になってしまいました。 ーーーー tckyn3707 さん 追伸 またまた余談ですが(笑) 🔴中内さんといいヨーカ堂の伊藤さんといい、百貨店コンプレックスがあったと思います。 ダイエーはプランタンをヨーカ堂はロビンソンを設立しました。 私の妄想に近い仮説ですが(笑) インフォメーションに美人さんを配置して、エレベーターガールを配置することが、夢だったのではと思います(笑) 三越や大丸の包装紙ならいいけど、ダイエーやヨーカ堂の包装紙じゃねぇという世論の声があったと思います。 🔴恐らくスーパーということで老舗たる百貨店の経営者達から格下に見られていたと思います。 そこで意地になっというか(笑)設立に踏み切ったと思います。 alex99 確か、経団連会長職をめぐるこうぼうもあったような これもコンプレックスがらみ? でも失態事業でしたね。 🔴やはり企業風土があまりにも違っていたと思います。 ーーーー 繊維屋まだ名は無い さん >tckyn3707さんは正統派・スタンダードな優等生と お見受けしました。 +なんといっても実務経験 国内の手形の仕組みは、注文あるけど金足らずだった 時代にはとても役に立ったのは間違いありません ただ、その時代は60年代までなんですよね・・・ 以降は手形決済を強いられる業種はむしろ 国内実用衣料のようなwダメ業種・構造不況業種 のみになっていきます 🔴コンプレックス説は100%・完全正解でしょう で、売上だけとりにいって日本一になるw この構図はセブンも同じかとw 🔴裏を返すと、だからメーカーにも商社にも あれだけキツく当たったのではないかな? 江坂や浜松町時代のダイエーのバイヤーと いったら、神対応必須でしたね 業種によっては「ダイエーのいうことは すべてYesと言え!」としていた所も少なくない もっとも私らは彼らの弱みを知っていたので 程よく突っぱねちゃいたけど まぁ疲れましたよ 🔴とはいえ、あきらかに間違った事をやり出しても 30年はもった訳だから、中内さんや当時の プロパー社員の人たちの能力というか 実行力は偉大だったと思います そのぶん、いろんな人たちに 迷惑かけまくったのも事実だけどねww ーーーー 繊維屋まだ名は無い さん >マァ コンプレックスというか勝手な劣等感は つくづく良くないですよ だから横柄にでたり逆にペコペコする訳ですが どっちも商売にはあきらかにマイナスです うちの会社もそのへんは慣れたもんで、 ・横柄なダイエーには武闘派応援団社員 ・品のよろしいヨーカドーにはKO三田会w を当ていたなぁそういえば 前者は物ぶつけてくるし、学歴なんて 通用する相手じゃないから応援団が最適w 後者のヨーカドーのバイヤーといえば 超ウルトラエリ~トwだからKO三田会が 最適なのです。しかも相手もKOだし ただ、商社にとって儲かったのは ダイエーだったりします それはなぜなら・スキだらけだからww 気合根性体力だけで、見積書をそもそも 読めないwバイヤーがいましたからね ーーーー alex99 >繊維屋まだ名は無いさん >tckyn3707 さん ありがとうございました 私から見ると すごい世界だなと また この一連のコメント この辺の業界の リアル歴史として 貴重な証言になっていると思います あらためて 海外屋の私から見ると 日本の国内市場って巨大ですね 韓国などは市場が狭いから 海外志向になる 音楽でも 日本は演歌でもやってゆけるが(笑) 韓国は米国向けのBTSなどでなんとか ただし、この頃は 30~40年前の日本の CITY POPS が世界的にブーム 韓国でも日本の歌手・曲が大人気になってしまっている 曲だけでなく 日本語の美しさに 韓国人が驚嘆しているようです 私は You Tube での 「日本 すばらしい」 「外国人が 日本は最高と」 という一連の 日本褒め記事 にはうんざりしているんですが さはさりながら 日本の良さと言うものを 私自身も再評価している状態で 余談でした
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