夢を見た
夢を見た。ベッドから、落ちたところで、夢が覚めた。まだ,もうろうとしている。だいたいの筋は、覚えているので、 くわしくは、後ほど。 ~~~~~~~~少し目が覚め始めたので、夢を想い出しながら書く。私は、通常、夢を見たことさえ、ほとんど覚えていないのだが、今回は、ベッドから転がり落ちたところで目が覚めたので、さすがにぼんやりとではあるが、覚えている。第一の夢である。まず、大きなビル(内幸町の飯野ビルのようだ)の8階ぐらいにオフィスがあり、外出先から返ってきた。もう夕刻で、人はあまりいない。エレベーターに乗って、自分の階に行こうとするが、どうも自分の部屋にたどりつかない。暗い廊下などを廻ってみるが、それでも行き着かない。それなのに、私には、さほどの焦燥感もない。そのうちに、ビルがオフィスビルでは無くて、デパートのようになっていく。いろんな部屋を廻ってみるが、すでに消灯されていて、人の気配もほとんどない。たまに女子事務員と薄暗い照明の廊下ですれちがうのみである。エレベーターに乗って、下の階に降りてみる。人のほとんど入っていない安っぽい、しかしなぜか通っている喫茶店兼スパゲッティー屋のような店に入ってみる。その店で、誰だかわからないが、ある程度親しい女性と待ち合わせしていたような気がするのだが、あいまいまままである。まもなく、そのビルを出て、繁華街に出る。繁華街と言っても、現在のようなモダンな街ではない。30年以上前の街らしくて、どうも昔の新宿の西口の青梅街道寄りのあたりらしい。ようやく、その女性が私を認めて、手を振る。そこから、場面が変わる。数十年前の国鉄の大阪駅前である。路面電車が、時々走っている。路面が灰色である。国鉄の駅と阪急梅田駅店(現在は阪急デパートとなっている)のあたりから、西の方に歩いてゆく。広い広い、しかし広漠たる道路である。その先で、どうも、誰かと待ち合わせをしているらしい。いつの間にか、その人物と会ってしまって、また駅前方向に帰るのである。また、だれかと出会いそうなのだが、それがだれだかわからない。家族のようでもある。 ~~~~~~~~別の夢を見た。どうもロンドンで、働いているらしい。あるプロジェクトの打ち合わせで、客先のビルの入り口に入る。どうも、その入り口で、テロけいかいなのか?ブロックされていて、訪問客達がならんで順番待ちをしている。アタッシェケースに入れた書類がバラバラと散ってしまう。これでは、用意してきた書類を渡せないので、ミーティングをあきらめて、いったん帰ることにする。それから、記憶があいまいなのだが・・・。その書類を渡せなかったことで、情勢があやしくなる。その書類を数コピーも用意したのだが、相手側に渡すことをあきらめる。どうも客先だか、敵のグループだかが、ハッキリした敵意を見せてくる。結局、ビジネスは失敗して、なぜか?しかも敵に追われる状況になり、ホテルへもどる。その途上で、銃器を持っている敵のグループに追い回される。ビルの狭間を走って逃げる。これでは危険だからと、銃器店に寄って、最新式のオートマティック・ライフルを買う。軽機関銃と言ってもいい高性能のライフルである。実弾もじゅうぶん買う。総計、4万ドル余りである。小切手で買う。亜さんのグアムでの射撃旅行の写真が投影しているかも知れない。ホテルの部屋に帰ったら、女はまだ帰ってきていない。女は英国人のようである。ライフルを手にしてみる。なぜか銀色である。弾丸もマガジンにいっぱい装弾されていて、オートマティック・モードにしてあるので、引き金に指をかければ、すぐにマシンガンのように弾が連続発射されるはずである。危ないとは思いながらも、薄い水色のベッドのシーツの下に隠す。女には、怖がるから見せたくない。女が帰ってきた。女は英国女らしく、ほっそりとしている。女は状況を知らないはずだが、私がしゃべったのか、こわがりだす。もう敵の手が迫ってきているのがわかる。逃げなければいけない。仕方なく、女に事情を話す。女も逃げようという。なんだか映画『ゲッタウェイ』の状況と似ている。どこか、英国の外に、出来ればアフリカの西海岸当たりに脱出しなければいけない。地図を拡げて、マグレブ地方(アフリカ北部の地中海沿岸)の地形を読み取る。青い海に、濃い黄土色の入り組んだ陸地が見える。ドラクエでよく見る地図のように、クッキリと鮮やかな色彩の、わかりやすい地図である。小型の船で出港すれば、なんとか行けそうである。ふたりで命からがら航行しなければいけない。映画『アフリカの女王』に似た状況である。女にはまだ自動ライフルのことを知らせていない。私は、ベッドに入っても、自動ライフルを隠そうと、もぞもぞと動く。そのうちに、敵がドアの外にまで来た気配がある。撃ち合わなければいけない!シーツの中の自動ライフルを取り出そうとする。長くて重い銃である。おまけに引き金に指をかけているので、いまにも暴発しそうである。まつわってくるシールをふりほどいて、ベッドから立ち上がって撃ちまくろうとしたら、ライフルがシールに絡まって、私自身もベッドから転がり落ちてしまった。目が覚めたらベッドから落ちていた。私の命も危ないところだったのである。