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2005/05/11
カテゴリ：？？？．．．イミフですか？
昨日に引き続き、環境ネタです。 昨日述べたように、大規模な汚染の結果は、張本人である人間に跳ね返ってきました。 一昨日の日記で書いた「クラークの三法則（Clarke's Three Laws）」のうちの第2法則『可能性の限界を測る唯一の方法は、不可能になるまでやってみることである』を、図らずも己が命を賭けて実践してしまったわけですね。 こうなると自己防衛本能の発達した先進国や企業は慌て始めました。 自分たちのしてきたことは、⊂(＾＾;⊂ とりあえずこっちにおいといてぇ～ ⊃;＾＾)⊃、汚染に積極的に荷担してこなかった人たちにまで「環境保護」という「義務」を押し付け始めたのです。 「自分たちが生き残りたい」ただそれだけがために。 無論、自分たちにもそれなりの義務は課しました。さすがに面映かったのでしょう。 例えば．．． ■「地球にやさしい」のコピーを広める 最高に的外れ！ 本当に優しくしたいのは、「地球に～」じゃなく「自分に～」なのにね。 本当に「地球環境が何より大事」と思ったなら、その人、自分の身の回りのヒトを抹殺するところから始まって、最後は大量破壊兵器を使って「人類皆殺し」を計画しているはずです。 「地球環境の保護」に一番効果的なのは「ヒトの数を減らすこと／現在のヒトの文明をなくすこと」に決まっていますから．．． そういった最善の方法を取らず、次善の方法を模索しているということは、やっぱり「地球」より「自分」のほうが大事だからですね。 別にエゴでも恥ずかしいことでもないでしょうに。 「遺伝子」という人間にとって最強の神様にそう命令されているんだから仕方ないでしょ？ 誰だって自分が一番大事に決まってます。 はっきり言って、自分が大事じゃない人は、他人だって地球だって大事にできるわけありません。 ■「エゴからエコへ」なんてキャッチコピーで低公害車を売り出す なら、真っ先にＲＶやＳＵＶ、ディーゼル車の製造・販売をやめたら～？ 結局、売れるモノはなんだって売るのが企業でしょ？ 国もＲＶのような大型車の製造や運転免許の規制をやりもせず、あまっさえ規制緩和し（昔はトラック扱いで、普通の駐車場には駐車不可だった）、煤煙垂れ流しのディーゼルエンジンを野放しにしています。 これじゃあ、どっから見ても「『エコ』から『エゴ』」でしょ？ それとも某社さん、アナタたちの言う「エコ」って「エコロジー」の「エコ」じゃなく、「エコノミー」の「エコ」ですか？ ■アマゾンの森林伐採をやめさせる そうですね。 アマゾンのジャングルは地球上の酸素の1/3を賄ってるんですから、木々を切り倒したり、森林を焼いたりってのは致命的ですね。 でもね、あそこはあそこで、ああしないと食ってけないのよね。 誰だって「人類が生き残る」というお題目のために、自分だけが犠牲にはなりたくはないやね。 で、国連が伐採禁止と。 で、かわりに経済援助と。 で、金出すのはまた日本と。 で、消費税が10％にアップと。 で、医療費自己負担率アップと。 で、厚生年金給付年齢引き上げと。 いやぁ、国民に鞭打ってでも国際貢献するこんな志の高い国に住めて、ぼかァ幸せだなぁ．．． ■「京都議定書」なる法案をアメリカに批准させる いやぁ、ご立派な案なんですけどね．．． 結局は、排出権が金で買えちゃあ意味ないっしょ？ ■「京都議定書」を蹴って、「クリア・スカイズ」案で手を打つ 「京都議定書」の代替案としてアメリカの提示した策でしたが、かなりキテる妙案（← 『妙な案』ｗ）。 ひとことで言うならば、各国ごとに、GDPに比例したCO2排出量権を与えるというもの。 高いところに土もち。泥棒に追い銭。 要は「貧乏人はノタれ死ね」ってことですね？ で、自分たちはこんないい加減な対策でよしとして、一般国民には節源を求めます。 例えば．．． ■「海の汚染」の第一原因は「家庭排水」です！ 洗剤会社と製油会社が自分ところで製造・販売した量と質を検証してれば、もっと早くから判ったことでしょうが？！ もしかして製造量ゴマかして脱税してたのか？ それとも、公に出来ないほど酷いものを混ぜてたとか？ その上、「洗剤の要らない洗濯機」にまでケチつけて．．． ■コピー紙は両面使いましょう これはいいことですね。 ヤレ紙（印刷業界ではミスプリした紙をこう呼ぶ）も有効活用しなきゃ。 但し、あくまで、ヤレ紙という「廃物利用」の範囲で．．． とりあえずホッチキスの針のついたままの紙、そのまま混ぜないようにしましょう。 それから、いらなくなった売上統計や見積書といった社外秘のものも．．． もうひとつ、得意先に持っていく書類までヤレ紙にコピーしないでね♪ ここで、ずば抜けて酷い話をひとつ（実話です！）。 昔、とある得意先を訪問すると、そこの係長がそのあたりにあるチラシや書類を、手当たり次第に新品の紙にコピーしていました。 何をしてるのかと訊ねたら、「ヤレ紙がなくなったので」との返事。 「へ？」と思ってよく聞くと、えらいさんの会議に配る書類は、「節約」をアピールするためにヤレ紙にコピーして配らないと叱責を食うのだそうです。 で、せっせとヤレ紙作り。 目的と手段が入れ替わってしまった典型ですなｗ。 係長、頭蓋骨の中身、元気？ とまぁ、こんな具合。 で、なおかつ 景気回復のため個人消費をもっと増やせ！ と言います。 どないせいっちゅうねん！ あぁ、そう言えばもうひとつ、世界的に推奨されている事柄がありましたね。 No Smoking！ 禁煙．．．ってか、嫌煙運動です。 大体、どこでもかしこでもタバコを吸う輩が悪い！ しかも吸殻をポイ捨てするし！ 私も愛煙家ですが喫煙場所でしか吸いませんし、もしものときのために常時、ポケット灰皿を携帯しています。 ってわけで、ひと項目追加！ ■タバコを悪者にする 個人の節度と好みと周囲への気配りの範疇でたしなむべきと思われてきたこの嗜好品は、実は本人のみならず、周りの人の健康を害し、大気まで汚染している上に、核兵器以上に極悪非道で、士農工商とカースト制と奴隷制の最下層に置かれる、唾棄すべきシロモノなのだそうです。 そうか、タバコって怖いんだ．．． 一日吸ってると鼻の穴が真っ黒になり、硫酸ミストやディーゼルの煤煙、もしかすると炭疽菌やダイオキシンまで混じってるかもしれない都会の空気より。 そのうち、屁をこいても糾弾されるんだろうな．．． 2日連続、『屁』の話で締めるな、『屁』の話で！！！ 。(。｀Д´。)ノシ ばんっばんっ！ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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