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カテゴリ:お酒...酔ってますか?
今日はQueenを聴いております。 アルバムSheer Heart Attackの“Killer Queen”という曲の出だし She keeps Moet et Chandon In her pretty cabinet 'Let them eat cake' she says Just like Marie Antoinette 彼女は綺麗な飾り棚にモエ・エ・シャンドンを溜め込み まるでマリー・アントワネットのように 「ケーキを食べればいいのに」と言う を聴いていて、以前Heavenly-Alicaに書いていた話を思い出したので、今日はそれをアップします。(← 手抜きw) まぁ、早い話が『酒の話』... シリーズ化して、ネタがないときの助けにしようと思いますw。 Moet et Chandonが出てきたので、まずはこのお酒の話から。 ワインの分類には「赤」「白」「ロゼ」という以外に、もうひとつ、「スティルワイン」と「スパークリングワイン」という分類があります。 「スティルワイン」とはよく飲まれる一般的なワインです。 「スパークリングワイン」とは発泡性のワインのことで、二次発酵で二酸化炭素が発生したワインです。 一昔前の日本では、コルクを抜いて泡の出るワインを全て「シャンパン」と呼んでいましたが、「シャンパン」とはフランスのシャンパーニュ地方で作られた発泡性ワインだけの呼称です。 それ以外のフランス産発泡性ワインは「ヴァンムース」と呼ばれます。 シャンパンで有名なのは「ドン・ペリニヨン」通称「ドンペリ」ですが、これはドン・ペリニヨンという坊さんができかけのワインにコルク栓をして、寝かしたら発泡酒になっていた... つまりワイン管理のしくじりから生まれたという、毎度おなじみの逸話ももれなくついていますw。 「高い!」ってんで有名なドンペリではありますが、他のクリューグなどのシャンパンと比べて特に「旨い!」という評価はほとんど聞きません。 スティルワインと同じく、値段が高いから味もそれにみあっているという保証などありません。 飲み手にとってのコストパフォーマンスの高さ(=値段と折り合った満足度)でいえば、ヴァンムースの方がいいでしょう。 「ブランド」を味わってもしかたないッスからね。 ドンペリの需要の高い高級クラブにたむろするオヤジ連中には「ドンペリ」の味などわかっている人、一人もいないことからも判ります。 10年ほど前、場違いにもそういう連中に、場違いにもそういう場所(大阪は北新地の高級クラブ)に連れて行かれた私は、出てきたシャンパンを見て「うわぁ、『モエシャン』ですね」と言いました。 するとそのオヤジ連のリーダーに、 「何ゆうてんや。そんな安モンとちゃうぞぉ、『ドンペリ』やがな。君らみたいな若いモンは知らんやろ、『ドンペリ』? キャビアでこれ飲んだら最高やねんぞ」 とお叱りを受け、しばらく「ドンペリ」の値段と人気に関する講義を聞かされ、ウザい思いをしたことがありますw。 終いにキレた私は、 高いゆ~てもなぁ 酒屋で買うたら12000円くらいのもんじゃ! 年に1ぺん正月くらいは 貧乏人のワシでも飲んどるわい! それからなぁ、『モエシャン』ちゅうんは 『モエ・エ・シャンドン』の略! 『ドンペリ』を造ってるワイナリーじゃっ! そんなことも知らんのに 講釈たれんなや、ボケッ! それとなぁ、キャビアに合うのは やっぱプラム焼酎かウォッカじゃ! おまえなんかトンブリ(※1)食って トンベリ(※2)のションベン飲んどけやぁ! (※1) 箒の実。キャビアに似てる。 (※2) SquareのRPG『ファイナル・ファンタジー』シリーズに登場する常連モンスター。 雑魚キャラにもかかわらず、やたらめったら強い。 と、席を蹴って立つ...ことなどまぁ~ったくせず、「いやぁ、さすが会長よくご存知で」とお愛想しながら、キャビアをほおばり、ドンペリをグビグビ飲んでましたとさ!(← 根性なしな奴w) だって、こんな機会逃すと、二度とチャーハン食うみたいにキャビアをスプーン食いし、ドンペリをビールみたいにガブ飲みすることなんてできないもんね。(←いじましい奴...) いやぁ、しかしタダ酒は旨いものと思っていたのに、あのテの連中と飲むとあれほどまずいとは!!! あれであのオヤジ連が、店のおねえちゃんたちと財布だけ残して消えてくれたら980円の国産スパークリングワインかシャンメリーでもすんごく旨かっただろうになぁ... とまぁ、これが「お酒のコストパフォーマンス」の好例ということです(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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