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カテゴリ:お酒...酔ってますか?
このシリーズ、ネタ切れになったときに使おうと思ってたんですが、だんだんノってきてしまい、遂に3日連続になってしまいました。 やっぱ、人間、逃げ道を作っておくと甘えるもんだなぁというか、逃げ道を作っておいてよかったなぁというか...w というわけで、酒に関する恥ずかしい逸話シリーズ第3弾はこのお酒で... (↑ いつそんなシリーズにしたのか、とは訊かないでw) ■ブランデー 本場のフランスでは「オードヴィー」と言います。 ウィスキーは穀物から造られる蒸留酒ですが、これがフルーツから造られるとブランデーになります。 語源が「BrandVin(焼きワイン)」ということからもわかるように、もとはワインの保存のために蒸留されたものです。 当然、最初は「ブドウ焼酎」ともいうべき透明な液体ですが、樽で寝かせるうちにウィスキーより濃い琥珀色になります。 特に有名なのは、コニャックとアルマニャックの2種。 コニャック: コニャック地方で作られたブランデーのうちAOCという産地の名乗りを審査する法律にパスしたものだけが名乗れる最上級のブランデーです。 コニャックで有名なものは、「ヘネシー」「レミーマルタン」「カミュ」「マーテル」「オタール」「クルヴァジェ」くらいかな? 私が好きなのは「レミーマルタン」ですねw。 アルマニャック: アルマニャック地方でつくられたブランデーで、コニャックと同じくAOCにパスしたものだけが名乗れるブランデーです。 アルマニャックは、独特の濃厚な香りと甘味がします。 と言っても、私は「ゾディアック」という銘柄くらいしか飲んだことがないのですがw。 それ以外はフレンチブランデーと呼ばれます。 あと、ワインを造った後のブドウの搾り糟を再発酵させてつくる「マール」というブランデーや、リンゴからつくる「カルヴァドス」などがあります。 国産でも、ニッカの「XO」の白ボトルはリンゴブランデーです。 あとギリシアの「メタクサ」なんかが有名です。 ブランデーに関してよく誤解されているのは、そのクラスです。 VO : Very Old (ごっつ熟成) VSO : Very Supeior Old (ごっつええ感じに熟成) VSOP : Very Supeior Old Pale (ごっつええ感じに熟成してて透明) XO : Extra Old (メチャごっつ熟成) とまぁ、ここまではよく知られたランクです。 が、実はこれはメーカー独自の基準であって、「コント」と呼ばれるブランデーの熟成年による規定ではなく、「何年寝かせたらVSOP」などという基準も設けられていません。 また、これらより下の「スリースター」というクラスもあります。 そして 最大級の誤解 は ナポレオン です。 人によってはこの「ナポレオン」を「ヘネシー」や「レミー」といった商品名だと誤解しているようなのですが、単なるランクのひとつに過ぎません。 「XO」の上で、もちろんそのメーカーの最高水準のものにつけられるものではありますが。 19世紀、セントヘレナに幽閉されていたナポレオンが飲んでいた最高級のクルヴァジェを、英国兵がガメて飲んでみるとメチャウマだったそうな。 以来、高級ブランデーを「ナポレオン」と呼ぶようになったとか。 ただ、コニャックであろうがアルマニャックであろうがフレンチブランデーであろうが大抵のブランデーに「ナポレオン」はあります。 日本酒で、「等級制」があった頃はどのメーカーの酒にも「特級」があったようなものです。 税制が変わってからも、勝手に「特撰」だの「上撰」だののランクがありますが、まずいメーカーの酒は「特撰」であろうが「特級」であろうがまずいものです。 同様に「ナポレオン」と銘打ってあるから高級で旨いとは限りません。 中元や歳暮で、 『ナポレオン』ばっかり持ってきよる うわっはっはっはっは! と自慢している恥ずかしいオッサンが周りにいたら、訊ねてみましょう。 瓶の首のラベルに 何て書いてありますか? って。 「コニャック」って書いてあったら結構上物ですが、「フレンチブランデー」って書いてあったら、まぁコニャックの「VO」か「VSO」程度の値段。 味もはっきり言って・・・です(笑)。 本物の高級品っていうと、やっぱ「レミーマルタン ルイ13世」でしょう。 値段は25万円前後します。 安いパソコンなら余裕で2台買えますねw。 私は試飲用グラスで3ccほど飲んだことがあります。 超滑らかな舌触りと鼻に抜ける香りが...あぁ凄く上品! そのたった3ccで1000円くらいする計算かぁ。(←あぁ凄く下品!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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