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カテゴリ:小説・コミック...文系ですか?
むかし むかし ながたというむらにすむ ミンスといういっかに ナガタというなのしょうねんがいました。 まちのなまえと しょうねんのなまえが おなじなのは たんなるぐうぜんです。 ですが あるひ このナガタというしょうねんが ながたむらをしんかんさせました。 べつに 「オオカミがきた!」とさけんだわけではありません。 ちょうろうかいぎのせきで 「チミンいっかのタケベちょうろうのじなんに あいてぃちょうじゃのホリエモンから さんぜんまんえんというおかねがわたされた」 というばくだんはつげんをしたからです。 あいてぃちょうじゃのホリエモンは らいぶど屋というおおだなのまえのしゅじんで いまは ふんしょくけっさんで ちけんとくそうぶにたいほされている ようぎしゃです。 そんなじんぶつから さんぜんまんえんものおかねがながれたとなると チミンいっかにとっては だいすきゃんだるです。 チミンいっかやかわらばんやさんは ナガタしょうねんに 「それがじじつなら しょうこをみせろ」とせまります。 そこで ナガタしょうねんがだしてみせたのは いーめーるをぷりんとあうとした こんなただのかみきれでした。 しーくれっと・しきゅうあつかいでしょりしてほしいんだけど おそくても31にち できれば29にちまでに ●●さんあてにさんぜんまんをふりこむように てはいしてください(ぜんかい ふりこんだこうざとおなじでおーけー) こうもくは せんきょこんさるてぃんぐひでしょりしてね。 ○○○○ みやうちのしじをあおいで。○○には こちらからもつたえておくのでしんぱいしないで。 ホリエモン だれにでもつくれるかみきれです。 しかも あちこち ■■■■ とぬりつぶしのふせじだらけ。 おまけに さしだしにんはホリエモンのはずなのに さしだしにんのへっだじょうほうまでけされています。 ナガタしょうねんは それをついきゅうされても 「じょうほうていきょうしゃをまもるため」「ちえをかしてください」「いっぽうてきなこうげき」「なやましい」 などというばかりで いっこうにしょうこをだしませんでした。 これではだれもなっとくしません。 じつはこの ナガタしょうねん よくもんだいをおこすことで ゆうめいでした。 ちょうろうかいぎのせきで マツナミくんに 「※注1)(オ○ギチ○ゲと)なんぱつ○ったんだ?」とやじをとばして こっぷのみずをぶっかけられる。 けいむしょで こうあつほうすいでじゅけいしゃがしんだことをりっしょうしようとして さいげんじっけんするも じっけんのすいあつが けいむしょの10ばいもあったことがばれて ミンスいっかにしゃざいさせるけっかになる。 ちょうろうかいぎで れきだいさいちょうろうにげんきゅうするも 「ふてきせつなはつげん」と ぎじろくからさくじょされる。 シャーミンいっかのはつげんちゅうに たいくつして おりがみをはじめてひんしゅくをかう。 「コメーイいっかのしじだんたいが せんきょのときだけ じゅうみんひょうをうごかしている」と あやふやなうわさをもとに おおやけのばではつげんする。 ぼうしゅうきょうだんたいにかんして 「しゅうきょうだんたいのにんかがとれていない」とはつげんして けいじこくそされる。 「はんしんあわじだいしんさいでは ひさいしゃが ほけんきんほしさに ひをつけてまわった」とはつげんして しゃざいにおいこまれる。 ちょうばつどうぎ4かい けいじこくそ1かい...ちょうろうかいぎのもんだいじです。 チミンいっかのとうりょう コヒズミさいちょうろうも さすがに「がせ」のひとことでかたずけました。 よせばいいのに ミンスいっかのマエハラさいちょうろうは ナガタしょうねんをふぉろーしようと ちょうろうかいぎのぜんじつに「あすをたのしみにしていてください」とふてきにわらったものの とうじつのちょうろうたいけつでは なんのしょうこもしめせず じばく。 チミンのいちぶからは 「めーるのそーすは※注2)2ちゃんねるじゃないの?」とやゆされるしまつ... 「どうも めーるはにせものくさい」「にし○わたかし という どきゅんきしゃにだまされた」などといううわさがでるにつけ ミンスいっかは いっかとしてのしんたいまで きわまってしまいました。 それどころか 「めーるがほんものかいなかなど もんだいではない」などという わけのわからないりゆうで ちょうさもやめてしまうそうな... え? こんかいめでたく 5かいめのちょうばつどうぎをもらった とうのナガタしょうねんは どうしたのかって? もちろんかれは おきなわのかぷせるほてるで...なんてことありません。 むかしから ちょうろうかいには こういうばあいのひっさつわざがあります。 そう ちょうろうのかけこみでら 「びょういん」です。 「こくせいちょうさけん」ははつどうできませんでしたが 「きんきゅうにゅういん」ははつどうできたのです! でも びょうきはほんものだとのうわさも... からだ ではなく こころの... ナガタしょうねんは びょうしつのべっどのうえで 「やめたい...」「に○ざわきしゃは おれにほれこんで このねたをていきょうしてくれたんだぞ...」「めーるはほんもの...」などと ぶつぶつつぶやきながら いまもせんばづるをおっているそうな... めーるをぷりんとあうとしただけの ただのちっぽけなかみきれ... でも ミンスいっかにとっては ふこうをよぶ おおきなかみきれだったようです。 おおきなかみきれ? おおかみ? オオカミ と ナガタしょうねん... おしまい ■お父様・お母様へ... 今回の話は、人間、普段の言動がその人間への信頼性を決定づけることになるということ、そして、信頼性のない人間が仮に真実を語ったとしても、まず疑ってかかられるということを...教訓とはしていません。 人間、転がり込んだ幸運に有頂天になるまえに、その幸運が美味しければ美味しいほど、疑ってかからなければならない、「それが人生 諸刃の剣」だということを、お子様に教えてあげてください。 また、人間一生に一度は晴れ舞台を踏むこともあるが、その後には大抵、舞台から転がり落ちるということも、合わせて話してあげましょう。 加えて、記者が自分のスクープのチャンスをふいにしてまで、国会議員に肩入れ・ネタ提供することなどありえないということも、忘れずに付け加える必要があるでしょう。 さらに、今回の一件が、一方の団体がもう一方の団体を骨抜きにするための汚い策略であった可能性も否定できない、というあたりもポイントです。 そのあたりの、どろどろとした人間関係・大人社会の裏側の姿を交えて、読んであげるのが効果的です。 この物語に登場する人物・団体は架空のものであったりなかったりと、極めて微妙です。 それをご理解いただいた上で、お子様に読んであげてください。 ('A`)ヴェノア ※注1)子供には不適切な表現であると判断し、編集段階で一部伏字にさせていただきました。 ※注2)ありとあらゆるジャンルにおいて、便所の落書き以下から歴史に残したくなるような名言まで書き込まれた、玉石混淆の巨大Net匿名掲示板。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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