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カテゴリ:生活・仕事...苦しいですか?
最近よくTVで見かけるCMに、AC公共広告機構のこの「逆・授業参観」ってのがあります。 なるほど...素晴らしい発想ですね。 そこで面白い話をひとつ... 昔、1960年代中頃、当時の世界最高のスーパースター ビートルズに関して面白い現象が起きました。 最初彼らが1962年にイギリスでデビューし、当時のティーンを中心とした若者層に圧倒的支持を受けた時、大人層は眉をしかめました。 ・マッシュルームカットと呼ばれる長髪(尤も今では充分短髪の部類に入りますけどねw) ・裾を絞った細身のスーツ(尤も今では充分ビジネススーツの部類に入りますけどねw) ・騒がしい音楽(尤も今では充分安眠音楽の部類に入りますけどねw) ・狂喜乱舞する観客(尤も今では充分タイガースファンの方がアブナイ部類に入りますけどねw) 大人には到底我慢できるものじゃなかったのです。 世論もマスコミも散々彼らを叩きました。 しかし、そんなバッシングなど蚊に刺されたほどにも感じさせず、彼らの人気は世界中に広まるようになりました。 アルバムを1枚出せば100万枚単位のセールスという彼らの音楽・人気の生み出す外貨が、当時斜陽となっていた英国経済にもたらされるようになり、加えて様々なヴァリエーションの曲による彼らの豊かな音楽性が認識されるようになると、大人層の反応は逆転してしまったのです。 ビートルズは「大人の構成する社会」に認められることとなりました。 以降、大人層のファンまでも掴んだ彼らは、70年の解散に至るまで爆発的な人気を維持します。 しかしそれと同時に起こった現象があります。 それは「若者層のビートルズ離れ」です。 「大人の認めたもの」「大人が権威付けしたもの」など興味ない...というわけですね。 公共広告機構さん... あのビートルズですら「大人に認められた」という自身に謂れのない理由で若者に排斥されたんですよ。 ゴルフしか興味のないお父さんがガキに媚びてサッカーに興味を持つ振りしたところで、どれほどの好感を持ってもらえるのでしょうか? カラオケで演歌しか歌ったことのないお父さんが突然J-POPが好きだと言ったところで、どれほどコミュニケーションを図ってもらえるのでしょうか? ベッカムしか知らないことがばれて、かえって子供の軽蔑を食うだけじゃないでしょうか? テゴマスを妙なコブシ回しで歌って、かえって子供の顰蹙を買うだけじゃないでしょうか? 知ってください、子供のこと。 話してください、自分の子供と。 はぁ? ただでさえ会社で気を遣ってお疲れのお父さんに、家に帰ってまで子供に気を遣わせるんですか? ただでさえ会社でお愛想笑いをしなければならないお父さんに、家に帰ってまで子供にお愛想笑いを強要するんですか? はんっ! そこまでしてガキに媚売る必要あるんですか? 逆でしょ? 知ってください、親のこと。 話してください、自分の親と。 でしょ? 自分の生活を構成する経済のすべてが、お父さんの汗と涙の代償であること。 それなくしてガッコウもブカツもシュミもカノジョとのデートもありえないこと。 夜中にこっそり見ているエロサイトに繋ぐプロバイダ料ですら、お父さんのサイフから出ていること。 それを思い知ってもらうために、ガキに職場参観させるのが先じゃないの? 職場で、得意先で、会社帰りの居酒屋で... お父さんがどんな情けない姿を晒していても、まともに育った子供ならわかってくれるはずです。 ちなみに私の親の話をしましょう。 私の喫煙暦は中学3年の受験期にまで遡ります。(← おいおい) まぁ、中坊の頃は時たまなのでいいとして(← よくない!)、高校入学を機に本格的に吸うようになり(← ・・・)、高ニの頃には立派なヘヴィスモーカーでした。(← orz) 当然親には内緒です。 内緒となると、部屋に灰皿なんて置いておけるわけもなく、灰皿と吸殻捨てが問題となります。 そこで登場したのが、友人から北海道土産で貰ったコレ! ↓ 北海道バター飴(集乳缶入り) これ便利です。蓋はひっくり返すと灰皿に、本体は吸い殻入れになり、さらに臭いも漏れにくい。 缶が吸い殻でいっぱいになったら、紙袋に詰めて夜中にゴミ箱の中へ捨てます。 置き場所も、堂々としていればかえってバレにくいと、デンッと机の上に置いていましたw。 「これで完璧w!」と思っていたのですが...半年くらい使っているうち私も無頓着になっていて、缶の周りに灰が散らばっていたんですね。 _| ̄|Oil|li それを母が掃除の時に見つけたそうです。 ある日、学校から帰ってきて、Zeppelinでも聴きながら一服と思って、缶を開けると。 そろそろ捨てなきゃと思っていた中の吸い殻がなくなっていて、そこには父の字で何か書かれた紙切れが一枚... 喫煙は非行化への始まりです。 やめましょう。 このとき、わが親ながら「気が利いてるなぁ」と感心したものです。 怒るでもなく、説教するでもなく、過度に干渉しないユーモラスな軽い説教。 親とはこうあるべきですよ! おかげでこの私を見てください。 今では立派に禁煙...できてない orz 今では立派な親に...なってない orz 今では仕事でひとかどのものに...なってない orz 。。。。。。。。。。。。。。。。(。´Д⊂)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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