キラー・キッド
ほんと、VIVA! Koch Mediaです。すばらしい画質の「キラー・キッド」 "Killer Kid"がリリースされましたので、今回はこの作品を紹介します。今から約35年前、初めて買ってもらったカセットテープにこの主題曲が録音されています。文字通り、擦り切れるほど聞いていたので、テープの次に録音されている曲が流れで、すぐに思い出すことができる。(ちなみに次の曲は「マッケンナの黄金」。当時は本場の西部劇も好きだった。)TV放映作品は、オープニングの主題曲を欠かさず録音するように心がけていたが、プロ野球が雨天中止の場合には、途中からしか見ることができず、やむなく劇中に流れる音楽も録っていたりしました。正直、この音楽も劇中のメキシコ酒場でフラメンコを踊るシーンの曲だとずっと思い込んでいました。(全編見たはずなのに、全く記憶がなかったので...) 悪くはないんですけど、やっぱり第二の主題曲とも言える、軽快なリズムを刻む打楽器(?)から始まり、トランペット・コーラスが盛り上げる曲が、作品にマッチしていて、とても好きです。作品的にもステファンのガンアクションが満載で、テンポの速いストーリー展開で、娯楽アクション作品と呼ぶに相応しい作品だと思います。(あくまでもマカロニ基準です。)しかし、本当に残念なのはラストです。ステファンらしいというところかもしれませんが、最後の最後まで勇敢に戦っていたはずなのに、肩を撃たれて肝心の銃爆破に失敗すると、突然「ボクちゃん、できない」的にヒロイン メルセデスに代わりに行ってもらい、そのメルセデスが命を落とす。こんなカッコの悪いヒーローはステファンしかできないかも...その点、粗野で考えが浅いながらも勇敢な戦死を遂げたヴィラールを演じたフェルナンド・サンチョの方がカッコいい役どころです。ヒロイン メルセデスを演じるルイザ・バラット(変名:リズ・バレット)は、「荒野のお尋ね者」でも女賞金稼ぎを演じていて、男勝りの役柄が多いですね。どうでもいいことですが、ステファン演じるモリソン大尉とキラー・キッドは別人で、軍が彼に賞金をかける際にモリソン大尉をキラー・キッドに仕立て上げたというくだりがありましたが、今ひとつ判然としなかったのが気になりました。http://alleluja.web.fc2.com/kk.htm