【恒例企画】 海外マカロニDVD いく年くる年 2008
先日告知しました「荒野の墓標」の紹介は目下、制作中です。年明けになってしまいそうですが、今しばらくお待ち下さい。さて、今回は『【恒例企画】海外マカロニDVD いく年くる年』をお送りします。 昨年、キオスクDVDの大量発売で堂々1位を獲得したイタリアが今年も王座を譲り渡しませんでした。 キオスクDVDにより、本国でもブームが再燃したのか、本格的なリリースが多かったです。特筆すべきは、Garringoさんのブログでも紹介されていた「荒野の用心棒」コレクターズ・エディションや、「新・復讐の用心棒」、「ゴーストタウンの番外地」です。しかし、他国で既発の作品が再販されているものも多かったのが、残念です。今年は大量リリースが期待されていたスペインですが、スタート・ダッシュは素晴らしかったのですが、 突然失速、かろうじて2位。今年に入って、(昨今の金融危機よりも前に)不動産バブルが崩壊したことの影響なのでしょうか?こちらも未発売作品が多く初DVD化されることが期待されていたのですが...3位のドイツは堅調ですね。“まかせて安心な“Koch Mediaだけでなく、信頼できるレーベルが多いのも特徴です。以前は多かった安物が最近はかなり鳴りを潜めています。 3位以下で取り上げたいのは、イギリスとフランスです。イギリスは2002年に"C'Est La Vie"という会社から大量リリースが告知されていたのに頓挫。それ以来、ほとんど目立ったリリースが無かったのに、今年は高画質版が4作品もリリースされ、今後のリリースが大いに期待されます。逆にフランスは満を持して"Canal"が一気にリリースしたのですが、「ドルの両面」もビデオ起こしのような画質でガックリ。来年は告知されている作品が非常に少ない感じがします。少ない中でもコルブッチ作品・ミリアン作品が多いような感じも...やはり、来年もイタリアに期待といったところでしょうか...(Koch Mediaは別格として)