情無用のガンファイター
"SPAGHETTI-HEROES"に付いていた「情無用のガンファイター」 "Una Pistola per cento bare"を久しぶりに見てみました。典型的な復讐ものなのですが、途中に挿入されている不思議な展開(ウンベルト・レンツィらしい?)がかなり違和感を感じさせる作品です。(あえて詳しくコメントしませんが...)正直、その展開をなくした方がまとまっている感じがすると思いました。主演のピーター・リー・ローレンスは、敬虔な信者だったのに、復讐のため(いつになく)非情になっていくヒーローを演じていてカッコいいのですが、くせの強い共演者たち(ジョン・アイアランド、ピエロ・ルッリ、エドゥアルド・ファヤルド、ラフ・バルダッサーレ) にちょっと食われている感じが強いです。ヒロインを演じるグロリア・オスナですが、「無宿のプロガンマン」や「墓標には墓標を」等に出演していますが、あまり華のない感じがします。音楽はアンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノ。印象に残るメロディーで、軽やかな楽器構成にもかかわらず、どことなく哀愁を感じる曲です。 ちょっとネガティブなコメントが多くなってしまいましたが、ピーター・リー・ローレンスのカッコいいガンプレイは見る価値があると思います。http://alleluja.web.fc2.com/una.htmhttp://alleluja.web.fc2.com/una2.htm