必殺のプロガンマン
「必殺のプロガンマン」 "El Rojo"、この作品も一向に正規版DVDが出ないんですよね。しかし、このところリチャード・ハリソン作品がスペインからいくつか出ているので、期待したいところですが。この頃のリチャード・ハリソンが精悍なイメージで一番カッコいいですね。"Joko invoca Dio... e muori"(ロッコが神に祈れば...お前は死ぬ)もそうですが、相手を睨み付けるようなシーンはキマっています。悪の親玉 ラスキーの情婦となっている、ドナルドの元恋人 コンスエラを演じるニエヴェス・ナヴァロが酒場で歌う主題歌もいいですね。しかし、本人が歌っているんじゃないですよね?音楽はベネデット・ギリアですが、コーラスとトランペットが印象的で、"クツワムシ感"はこの作品には無いような気がします。リチャード・ハリソンが演じるドナルド・ソレンセンは最初は「名無しだ」といい、その後ジョーだと名乗っていたので、紹介ページではジョーとドナルドの両方を使っています。典型的な復讐劇で、マカロニらしいツッコミどころが満載の作品です。誰もがインディアンがソレンセン一家を殺したと思っているのに、何故いきなり4人に復讐をするのでしょうか?(推測するに、事前にインディアンのコチースから聞いていたんでしょうね。)3人目までは自分で復讐を遂げたのに、肝心なリーダーのラスキーは結局、ハンクのダイナマイト攻撃で死んでしまう。その挙句に元恋人に身代わりになってもらい、助かる。ストーリー的にあまり必然性を感じない、謎の黒尽くめのガンマン ブラック・バート。砂糖を持ち歩いていて、みんなにそれを渡すドナルド。しかし、ルイス・インダニ=保安官のように、フランコ・レッセルが銀行家 ウォレスを演じていたのは、何故か嬉しかった。 http://alleluja.web.fc2.com/rojo.htmhttp://alleluja.web.fc2.com/rojo2.htm