【拡大版】 奴の銃が火を吹く...墓場と呼ばれた男
今回は私のお気に入りの作品 「奴の銃が火を吹く...墓場と呼ばれた男」 "Gli fumavano le Colt... lo chiamavano Camposanto"を紹介します。ニコライの曲はめちゃくちゃカッコいいし、ガルコ&バーガーの二人の宿敵ガンマンもキマッているし、随所にニンマリとさせるシーンの数々。非常に完成度の高い、マカロニ・ウエスタンの傑作の一つであることは間違いありません。 ついついキャプチャしすぎて、紹介ページが3ページにわたってしまいました。さて、ストーリーは、東部から戻って来た二人の兄弟、それをサポートするよう父親の牧場主から命令を受けた二人のメキシコ人の(似ても似つかぬ)兄弟、さらに彼らのピンチには必ず駆けつける謎のガンマン、そして、そのライバルのガンマン。彼らによって、牧場主と彼らを脅して金を巻き上げている黒幕との戦いが繰り広げられていく。ここでは、二組の「兄弟」と二人の「一匹狼」というのがきれいに対比されています。ガルコ演じる謎のガンマンは、最初からカンポサント(=墓場)と呼ばれていたのではなく、Straniero(ストラニエロ=よそ者)と呼ばれている。ただ、彼の周りで、あまりにも多くの人間が命を落としていくので、カンポサント(=墓場)というあだ名が付けられたようです。また、カンポサントが二人の兄弟に銃の手ほどきをするだが、「怒りの荒野」ばりに、教訓を叩き込んでいく。【教訓】 ・太陽を背にしろ ・銃は、蝶をつかむように、柔らか過ぎず、固すぎず握る ・銃を抜きながら、撃鉄を起こし、狙いながら撃つ主役級はもちろんのこと、フランコ・レッセルやリック・ボイドやネロ・パッツァフィーニ等、マカロニでお馴染みの面々が出ていて、嬉しくなる。http://alleluja.web.fc2.com/campo.htm http://alleluja.web.fc2.com/campo2.htmhttp://alleluja.web.fc2.com/campo3.htm