荒野のお尋ね者
↑ これ、1995年に発売されたSLCのCD「荒野のお尋ね者」のライナーノーツに載っていた画像。かなりきわどいところまで写っているので、本編ではもしやと期待していたのですが、結局いいところでガイ・マディソンとエド・バーンズの2ショットに切り替わってしまっていました。しかし、 以前に紹介した「殺して祈れ」や「キラー・キッド」にも出演しているルイザ・バラットは、役柄のせいか勝気な女性って感じでとってもいいですね。マカロニ女優でBest5に入るのではないでしょうか?そう、今回は荒野のお尋ね者 "7 winchester per un massacro"を紹介します。この作品って、日本語吹替版で劇場公開されたんですよね?どんなのだったか、見てみたいものです。さて、原題にあるmassacro=虐殺は、以下のような状況で展開されます。南軍の埋蔵金を隠した先住民の墓に向うには避けて通れないデュランゴの町の保安官や町民をおびき出すために、駅馬車強盗を働くブレイク大佐たち。そして彼らにとって邪魔者だった町民たちを町で待ち伏せして行なわれる。しかし、とても気になったのは、どうして原題にある"ウィンチェスター"が7挺なんだろうかということです。ブレイク大佐たちは、ブレイク、チャマコ、リオス、フレッド、ゼブ、メサの6人。一緒にいたマニュエラはライフルの弾込めの手伝いをしていただけなのに、一人にカウントされているのだろうか?当然、そのシーンではブレイク大佐たちに潜入していたスチュアートは正体がばれ、縛られていたから違うだろうに...とても気になります。悪役のブレイク大佐を演じるガイ・マディソンはなかなか凄みがあってはまっていた気がするのですが、一方のエド・バーンズは相変わらずアクロバチックなところを見せますが、何かお調子モノっていうイメージが拭えません。ちょっと強引かもしれませんが、エド・バーンズが出演した3本のマカロニの中ではやはり、以前にも紹介した「黄金無頼」 が一番キマッているかも...この10月には吹替音声も入ったDVDが発売されます。「ふっ、ニクイぜ」が高画質で見られるとは、とても楽しみです。話を「荒野のお尋ね者」に戻すと、ストーリーはわりと単純な話でアクション満載のまさに“娯楽アクション作品”だと思いますが、激しい銃撃戦が繰り広げられるmassacro=虐殺のシーンが流れ的にあまり必然性がなく、どうも取って付けたような感じがしてなりませんでした。親方の作品だけにちょっと残念な感じです。 しかし、どんなことも帳消しにしてしまうぐらい素晴らしい、ラオールの歌う主題歌"Seven Men"はまさに名曲ですね。エド・バーンズ作品は名曲揃いで「黄金の三悪人」と同じ、ラオール&デ・マージのコンビは鉄板ですね。http://alleluja.web.fc2.com/massacro.htmhttp://alleluja.web.fc2.com/massacro2.htm