さらば、殺し屋
Garringoさんの期待に応えて、「さらば、殺し屋」 "Killer Adios"を紹介します。DRGのコンピレーションに入っていた、マウリッツィオ・グラフの主題歌が正直垢抜けない感じがありながら、とても気に入っていました。最近になってGarringoさんのご好意により、ようやくこの作品のスペインTV版を見ることができたのですが、さらに今回ようやくスペインから正規版DVDが発売となり、より高画質で見ることができました。 しかし、この作品、犯人探しのミステリー仕立てになっているのですが、字幕無し、スペイン語音声のみというのはさすがにつらく、真犯人の動機が理解できないままとなっています。スペインのタイトルである"Winchester, uno entre mil"は、そのせいでネロ・パッツァフィーニ演じるブラッド・ショーが犯人に仕立てられてしまう、「1000挺の中の1挺のウィンチェスター」のことです。貴重な銃なのかわかりませんが...音楽は"Il giorno del giudizio" (最後の審判の日)も手がけているクラウディオ・タリーノで、全編にわたって主題歌のアレンジ・バージョンが頻繁に流れるのですが、緊迫シーンには必ずと言っていい程、「星空の用心棒」の"ベン、ベン、ベベン"というフレーズが流れるのが気になりました。ピーター・リー・ローレンスが、アンソニー・スファンばりに転がりながら撃つ(ポスターとかでも使われている)シーンが何度か出てきますが、本家より身のこなしが軽快でキマっています。ポスターと言えば、以前「荒野のお尋ね者」とカップリングされていたCDのジャケットは何回見ても三船敏郎に見えてしまうのは私だけでしょうか?Garringoさんのブログで、その魅力を語られていたマリサ・ソリナスはまさに妹分という感じでかわいらしい感じですが、当時既に25~6歳だったようです。水浴びシーンはグッと来るのですが、ピンボケながら見えているように思えるのですが、そう見えるだけでしょうか?以前紹介した「ガーター・コルト」ではそばかすだらけのちょっととぼけた感じの女性を演じていましたが、身長がやはり気になりますね。 http://alleluja.web.fc2.com/adios.htmhttp://alleluja.web.fc2.com/adios2.htm