【恒例企画】 海外マカロニDVD いく年くる年 2009
さて、今回は『【恒例企画】海外マカロニDVD いく年くる年』をお送りします。グラフを見ていただくとわかりますように、今年の大きな特徴としては、イタリアの販売数の激減です。昨年は、やっと本家が本腰を入れてきたと期待していたのですが、景気のあおりなのでしょうか?景気と言えば、今年はリリースが非常に少なかったようです。当方調べでは、販売数96本でした。(例年は150本近く。) スペインは例年コンスタントに30本程度出していた結果、今年は堂々1位に輝きました。特にスペインと言っても、モロッコの西に位置するカナリア諸島に本拠を置く、Impulso Recordsの貢献が大です。左から、 以前紹介した"Il suo nome è Qualcuno" (最後の反乱者)、 "La Lunga cavalcata della vendetta" (復讐の長き追跡)が入っているWANTEDというBOX、「墓標には墓標を」、"Killer Adios"、「嵐を呼ぶプロファイター」です。 これまた、コンスタントにハイレベルのDVDを発売するKoch Mediaを擁するドイツは2位に付けています。ただ、今年は残念ながら他国で発売されているタイトルが多く、魅力的な特典を除いて特筆すべきものが無かったように感じます。本数的には大したことはないのですが、今年魅力的な作品を一番リリースしてくれたのが、3位のフランスです。昨年、突然マイナーな初期マカロニを"Munich Western" (ミュンヘン・ウエスタン)というBOXで発売したSNC M6というレーベルが今年は妙なイラストのジャケットで高画質のDVDも5本もリリースしてくれました。左から、「ブーツヒル」、「キングと呼ばれた男」、「サルタナがやって来た...貴様の拳銃と棺桶を交換だ」、「ガラガラ蛇の夜」「デュランゴが来た...金か死か」。先日こちらのブログでお知らせしましたように来年も5作品一挙リリースが控えています。 さらに、Wild Sideというレーベルからも高画質なDVDが発売されました。左から「群盗荒野を裂く」、「荒野の処刑」、「さすらいのガンマン」、下段が「J&S さすらいの逃亡者」、「カンガゼイロ」、「豹/ジャガー」です。ただ、ちょっと購入しにくいのが難点ですが...年末ぎりぎりにイタリアから以下の作品がリリースされるようで、このレーベルも含め、来年もたくさんの未リリース作品が発売されることを期待したいのですね。左から、"Bada alla tua pelle... Spirito Santo" (命に気を付けろ、精霊!)、"Scansati... a Trinità arriva Eldorado" (逃げろ…トリニティがエルドラドに着いた)。