【恒例企画】 海外マカロニDVD いく年くる年 2010
今回は『【恒例企画】海外マカロニDVD いく年くる年』をお送りします。もうそんな時期になってしまったのですね。振り返ってみると、今年は恒例のマカロニ大会が開催されなかったのですが、4月には蔵臼さんを始め、多くの方々のご尽力により『マカロニ・ウェスタン50周年/ディ・モールト映画祭2010』が渋谷で開催されました。この時代に、劇場で数多くのマカロニ作品が上映されるなんて、夢のようなイベントでした。ちょうど4月から仕事が多忙を極めていて、マカロニに時間が避けなくなり、継続的に紹介してきた、このブログでの「作品紹介」が実質上ストップしてしまったのがとても残念でなりません。また、7月には蔵臼さんの『マカロニ・ウエスタン銃器「熱中」講座』が出版され、その記念パーティーに参加させていただきました。さらには、8月にモリタロウさんが上京されて、埼玉県内最大規模のターミナル駅近くで、“迎撃”をしたり、といろいろありましたなぁ。さて本題に入りますが、今年は海外DVDの発売も、景気の影響か、昨年に引き続き、かなりスローダウン(例年150本→2009年 105本→ 2010年 75本:当方調べ)しているような感じがしました。 傾向としては、一昨年の首位 イタリアが首位に返り咲いたのですが、スペインが大幅に順位を落しました。勢いのあったスペインのImpulso Recordsはマカロニ以外に向いてしまっているようです。8月に大量発売になった以下のイタリア版には非常に期待をしていたのですが、フルスクリーンのサイズに大いにがっかりさせられました。ただ、画質は良く、未発売の作品が見ることができただけでも幸せです。 2位のフランスからはSeven7やSNC M6といったレーベルが安定的にリリースをしてくれているのですが、STUDIO CANALのお膝元なので、高画質の作品が揃っていて、嬉しい限りです。3位のドイツもKochMediaが気を吐いているのですが、昔ほどの勢いがなくなっている感じがします。正直、ヨーロッパ以外のリリースが充分追っかけきれていない感じは否めず、ブラジルからのリリースが0(ゼロ)というのは若干自信の無いところではありますが...そんなこんなで今年一年いろいろお世話になりました。 来年は1月の大会を皮切りに、引き続き“マカロニ道”に精進していきたいと思いますので、宜しくお願いします。