ホセ・マリア・ナバラ イタリア版DVD
大会を始め、マカロニ的に“リア充”していたので、ブログの更新が一か月以上も滞ってしまいました。さて、ホセ・マリア・ナバラ(José María Zabalza)監督の3作品が続々とイタリアでDVD化された件をサクッと取り上げます。以前もこの3作品は、 このブログでも紹介しており、http://plaza.rakuten.co.jp/alleluja/diary/201203170000/さらに"Adios Cjamango!" (さらば、チャマンゴ!) のDVDについても紹介していますが、発売がのびのびになっていた"Prendi la colt e prega il padre tuo" (銃を取れ、そして父のために祈れ)がようやく発売となり、三部作のDVDリリースが完結しました。左:"Ehi! Gringo... Scendi dalla croce" (おい、グリンゴ、十字架から降りて来い) (1970年 スペイン)中・右:"Prendi la colt e prega il padre tuo" (銃を取れ、そして父のために祈れ) (1969年 スペイン)このジャケットは当時のロカンディナやフォトブスタをベースにしているのだと思うのですが、当時から混同されていたようで、左:"Ehi! Gringo..."のカルロス・クイニー、クラウディア・グラヴィの2ショットは、"Prendi la colt..."の画像です。逆に右:"Prendi la colt..."のジャケットの裏面には、出演していないディアニク・ズラコウスカの画像が載っています。まぁ、そんなことを気にする人は全くいないと思いますが... さて、どちらのDVDも画質は非常にいいです。 いずれも上が今回発売されたイタリア版DVD、下がスペインTV放映版です。実は微妙にトリミングが違うのですが、そんなことも気にする人はいないでしょうが...一応、他のシーンのキャプチャもupしておきます。 "Ehi! Gringo... Scendi dalla croce" "Prendi la colt e prega il padre tuo"実は"Prendi la colt..."はスペインTV放映版を持っていながら、見ていなかったのですが、ミステリアスなストーリーで3部作の中では一番できが良かった気がします。ストーリーとしては、死んでしまった親友とともに金鉱を発見したブルース(カルロス・クイニー)は、鉱山の権利の半分を渡すために、友人の父であり、“三つの十字架”という名前の牧場のオーナーであるラルストン(ルイス・インデュニ)を探して、トゥームストーンにやって来る。しかし、ラルストンは実は...、といった内容です。いずれのオープニングもYouTubeにupされているのですが、イタリア版ではどちらも音楽が差し替えられています。 "Ehi! Gringo..." → 荒野のプロファイター"Prendi la colt..." → "I Vigliacchi non pregano" (臆病者は祈らない)"Prendi la colt..."のスペイン版の音楽は非常にのんびりした感じの曲なので、"I Vigliacchi non pregano" (臆病者は祈らない)の方が緊迫感があって、こちらは差し替えの方がいいと思います。