ドイツ盤「サルタナは許さない」 (1968年 伊・西)
年度末ということもあり、仕事もバタバタしていたのですが、これといったリリースもなく、前回の更新から1ヶ月以上も経ってしまいました。「サルタナは許さない」(未) "Sartana non perdona" 1968年 イタリア・スペイン監督:アルフォンゾ・バルカザール出演:ジョージ・マーティン、ギルバート・ローランド、ジャック・イーラム、トニー・ノートン、ドナテラ・トゥッリ音楽:フランチェスコ・デ・マージ非常にざっくりしたあらすじとしては、妻を殺されたサルタナ(ジョージ・マーティン)の仇であるスリム(ジャック・イーラム)への復讐劇なのですが、そこにキルヒナー(ギルバート・ローランド)という賞金稼ぎが絡んでくるといったものです。左がドイツ盤、右がイタリア盤。 この作品、以前、ビデオ起こしと思しきイタリア盤を紹介したのですが、これまで非常に画質のいいDVDをリリースしてきた会社からの発売だったので、非常に期待していたのですが、届いたDVDを再生してビックリしました。先行していたドイツでのレビューを見たところ、「画質があまり良くない」と書かれていましたが、まさかここまでとは... それ以上にひどいのが、(イタリア盤と同じ、タイトルだけイタリア語、それ以外のクレジットはスペイン語表記なので、同じ素材のような気もするのですが)、イタリア盤よりもかなりトリミングされています。赤枠内がイタリア盤、残りの部分がドイツ盤です。ただ、特典が少し良かったのが救いです。ドイツの劇場公開バージョンが全編(81分)収録されています。やや青みがかっていますが、こちらの方が画質が良いような気もします。ちなみにドイツ劇場公開バージョンはオープニングの回想シーンを使ってクレジットが出てきます。当然、フランコ・モルセッリが歌う主題歌がかかりますが...それと、(本編で?)削除されたシーンも収録されています。その他、デ・マージのインタビュー映像も収録されています。本編は音声:イタリア語、ドイツ語、字幕はドイツ語、英語仕様となっています。この発売元は、5月に世界初の作品をリリース予定にしているのですが、今回のような画質でのリリースは勘弁してほしいのですが...