2015年08月の記事一覧 | Welcome to Alleluja's Blog

国内盤「ガンスリンガーの復讐」　(1998年　伊)

まだ8月なのですが、急に涼しくなりましたね。このままずっと涼しくなってくれればいいのですが．．．今回は、久々に未公開マカロニが国内でDVDとしてリリースされた「ガンスリンガーの復讐」 "Il mio West"　(1998年　イタリア)を紹介します。作品については、こちら。左から、国内盤、イタリア盤、US盤。好きな作品の一つなのですが、私としては、ハーヴェイ・カイテル、デヴィッド・ボウイもいいのですが、「ガンスリンガーの復讐」よりも子供目線の「我が西部」の方がしっくり来ます。今回のDVDが届いてビックリしたのは、告知には全く書かれていなかったBlu-Ray-Rが“特典Disc”として入っていたことです。せっかくの“HDマスター版”なので、非常に画質が良いBlu-Rayでの特典はとても嬉しかったかったです。さらには、DVDの方にはイタリア語版(92分)だけでUS版(87分)も収録されています。贅沢を言うと、イタリア盤に入っていた撮影風景のドキュメンタリー的な“Backstage”という動画も特典に入れてもらえると最高だったのですが．．．YouTubeにも以下の動画がupされていますが、イタリア盤に収録されているものと若干内容が違うようです。イタリア盤に収録されている“Backstage”からキャプチャをいくつか掲載します。ガンスリンガーの復讐 HDマスター版レオナルド・ピエラッチョーニ(Leonardo Pieraccioni)楽天ブックスで詳細を見る

US盤Blu-ray　「傷だらけの用心棒」　(1969年　伊・仏)

いよいよ夏休み！とは言え、特に予定もなく、昨日は、今年限りで休止となる東京湾大華火祭を見て来ました。(と言っても、家から5分程度、歩いただけですが．．．)オリンピック選手村の建設工事が始まるというのが理由のようですが、非常に残念です。さて、今回はアメリカから7月に発売(イギリスも同時発売)されたBlu-ray　「傷だらけの用心棒」を紹介します。「傷だらけの用心棒」 "Cimitero senza croci"　1969年　イタリア・フランス作品については、こちら。このBlu-rayを発売した会社は、今年の3月に素晴らしい画質の「怒りの荒野」のBlu-rayを出しており、今回も非常に期待していました。ちなみに「怒りの荒野」のBlu-rayを紹介している動画はこちら(↓)。今回の「傷だらけの用心棒」の画質もかなり良い方です。仕様は音声：イタリア語、英語、字幕：英語、収録時間は90分。特典映像も以下の通りです。1968年にフランスのTVで放映された、撮影風景のドキュメンタリー。右の画像は、撮影中、落馬して、足を骨折したセルジュ・マルカンのインタビュー・シーン。次はロベール・オッセンのインタビュー。左は今回新撮、右は同じく1968年に別のフランスTV番組で放映されたもの。その他にイタリア版の予告編です。ところで、「傷だらけの用心棒」は私も好きな作品の一つですが、海外ではカルト的に崇拝、礼賛している人が多いようで、ドイツの知り合いが2007年の発売したDVDもかなり情熱を傾けた、こだわりのDVDでした。こちらも当時のロベール・オッセンにインタビューをしています。次は、9月に発売される「殺して祈れ」だそうです。私のベスト10に入る作品なので、非常に期待しています。【追加】　2007年のドイツ盤DVDはフランス版マスターです。

ドイツ盤「キラー・キッドを見たらすぐに撃て」　(1965年　独・ユ・伊)

本当に暑い日が続いていますね。夜も暑いので、ほぼ一日中クーラーを付けているので、電気代が恐ろしいです。さて、別段忙しかった訳でもないのですが、紹介するネタが全く無かったので、更新が約１.5ヶ月ぶりとなってしまいました。今回紹介しますのは、ウィネットーものを除くと、実質的にテレンス・ヒルが初出演したウエスタンになります。「キラー・キッドを見たらすぐに撃て」 "Sparate a vista su Killer Kid"　1965年　独・ユ・伊監督：レオポルド・ラオラ出演：ペーター・ヴァン・アイク、キャロル・グレイ、テレンス・ヒル、ウォルフガング・キーリング、ウォルター・バーンズ音楽：ズヴィ・ボルドキャスト、スタッフはドイツ人が中心なので、マカロニだと断言していいのか悩むところですが、一応イタリア資本も入っているようです。あらすじとしては、父(ウォルター・バーンズ)の牧場で、牛追いの仕事を手伝っていたラリー・マッゴウ(テレンス・ヒル)は兄ドン(ペーター・ヴァン・アイク)の考え方と折りが合わず、熱くなったラリーはドンを殴ってしまう。それをドンは取り合わず、牧童のクエンツ(ジャック・スチュアート)とラリーに牛の群れを任せて、一旦牧場に帰る。しばらくして、ドンが戻ってくると、クエンツは殺され、牛もラリーもいなくなっていた。犯人を追うドン、そして．．．といった感じです。うまくは言えませんが、アメリカ西部劇の香りも強く残りながら、アメリカ西部劇ともマカロニとも違う、独特な感じ(いい意味ではなく、野暮ったさの方が強い)がある作品ですが、エンディングだけがちょっと意外でした。テレンス・ヒルとペーター・ヴァン・アイクが兄弟というのも非常に違和感を感じたので、それぞれの当時の年齢を調べると、不思議な状況になっていました。父役のバーンズが当時47歳、テレンス・ヒルは26歳というところまでは順当ですが、ペーター・ヴァン・アイクは何と54歳、バーンズの年上なのに息子の役を演じていました。(正直、私の今の年齢とさほど変わらないのですが、年老いた感が強かったのもそのせいだったようです。)最後にDVDの仕様ですが、音声：ドイツ語、字幕：無し、収録時間は95分。特典は本作品のドイツ版予告編と、同じレーベルから出ているウエスタン(米、独作品)の予告編。画質はひどくはないですが、期待していたレベルからは、だいぶかけ離れていました。本編の画質はこんな(↑)感じです。テレンス・ヒルは若いですね。右の写真は、盗賊のリーダー　エンジェル・キッドの銃ですが、トリガーガードがついていない銃です。これがあれば、ジャンゴは歯でトリガーガードを外す必要もなかったのに．．．