2016年06月の記事一覧 | Welcome to Alleluja's Blog

US盤　「地獄に落ちた汚い奴ら」、「ダラスの呪われた拳銃」

このDVD、今年の3月に発売されたのですが、扱っているサイトがずーっと見つからず、ようやく見つけたサイトが若干送料が高かったのですが、注文。送料が高いだけあって、DHLで2日で届きました。このDVD、何故か、英語版とスペイン語版が発売されており、見分けにくいと思いますが、左が英語版、右がスペイン語版です。タイトルから、以下の4作品だと思っていたのですが、"4 Dollars of Renenge"＝"4 dollari di vendetta" (復讐の4ドル)"3 Dollars of Lead"＝"Tre dollari di piombo" (鉛の3ドル)"7 Dollars to Kill"＝"Sette dollari sul rosso" (地獄から来たプロガンマン)"Paid in Blood"＝"Quelle sporche anime dannate" (地獄に落ちた汚い奴ら) 2番目の"3 Dollars of Lead"は"Le maledette pistole di Dallas" (ダラスの呪われた拳銃)が収録されていました。"Le maledette pistole di Dallas" (ダラスの呪われた拳銃)　1964年　イタリア・スペイン・フランス監督：ホセ・マリア・ナバラ出演：フレッド・ベアー、エヴィ・マランディ、ヘスス・プエンテ、オリヴァー・マソット音楽：ジョアッキーノ・アンジェロこの作品、フレッド・ベアーが主演ということで、"Tre dollari di piombo" (鉛の3ドル)とよく混同されてしまうようです。画質は悪いのですが、正規版のリリースされていない作品なので、ありがたかったです。収録時間は89分です。ストーリーはこんな(↓)感じです。早撃ち　クレンショー(ルイジ・チアヴァラ)をリーダーとする、ギャングたちはダラスの町で銀行家ストーンを殺し、金を載せた馬車を奪う。さらにストーンの息子　クレイ(フレッド・ベアー)が乗った駅馬車を襲い、ケイティ・ディオール(ディナ・デ・サンティス)を人質として連れ去る。町にいたクレンショーをクレイは捕まえるが、クレンショーの仲間がクレンショーを解放しないと、ケイティを殺すと伝えて来たため、保安官事務所に押し入り、クレンショーとケイティを交換する。クレンショーと“ぐる”ではないかと疑いをかけられたクレイは、無実を証明するため、クレンショーを連れ戻すために48時間の猶予をもらう。クレイは、クレンショー一味の黒幕を倒し、時間内にクレンショーを連れて、町に戻って来る。お次は、"Quelle sporche anime dannate" (地獄に落ちた汚い奴ら)　1971年　イタリア監督：ルイジ・バッツェラ出演：ジェフ・キャメロン、ドナルド・オブライエン、アルフレッド・リッツォ、クリスタ・ネル音楽：エルシオ・マンキューソフルスクリーンですが、これまた正規版の出ていない作品ですが、画質はまぁまぁ良い方です。収録時間は88分。地獄から来たプロガンマン [ アンソニー・ステファン ]価格：1000円（税込、送料無料) 限定57★輸入ブルーレイ/日本語字幕★ロバートウッズ★復讐の4ドル★新品★1606価格：734円（税込、送料別)

ドイツ盤　「荒野の賭博師」(エースの上の5000ドル)　(1964年　伊・西・西独)

今回は5月にドイツで発売された「荒野の賭博師」(エースの上の5000ドル) を紹介します。作品については、以前の記事をご参照下さい。 5,000 dollari sull'asso (荒野の賭博師」(エースの上の5000ドル))かなり画質の良いスペイン盤が2007年に出ていたので、正直、買うのを見送ろうと思っていたのですが、今月、来月に出るドイツ盤の予約とともに、“ついで買い”してしまいました。しかし、その予感は見事に的中してしまいました。発売している会社は違いますが、"Una Pistola per cento croci"　(百の十字架のガンマン)の時と同様、作品の前に「利用可能な素材は経年劣化のため．．．」といったお断りが出てきます。実際のところはこんな(↓)感じです。しかし、再生してみて、一番びっくりしたのは、ドイツ語の主題歌が流れていたことです。私は初めて聞いたのですが、実はレコードも出ていたようですね。以下のYouTubeの動画の背景にもレコードのジャケット写真が出てきますが、歌っているのは、TVシリーズ「ボナンザ」の主題歌をドイツ語でカバーするなどで、ドイツで活躍したカントリー・シンガー　ラルフ・ポールセンだそうです。DVDには収録されていませんでしたが、おおもとは同じ素材を使っていると思われる予告編がYouTubeにありました。この予告編の途中からも、ラルフ・ポールセンの歌が流れます。最後のDVDの仕様をお知らせしておきます。音声はドイツ語のみ、字幕：無し、収録時間は76分。特典は別の2作品の予告編だけです。(一つは、ディーン・リード主演の東ドイツ・ウエスタン、もう片方はウエスタンですらありません。)

“マカロニウエスタン×カンフー(ムエタイ)”　2作品

侮れないYouTube、今度は“マカロニウエスタン×カンフー”　2作品を紹介します。70年代に入り、下火になってきたマカロニウエスタンと、当時ブームとなっていたカンフーを組み合わせた作品が何本か製作されました。国内で公開もしくはビデオ発売された「荒野のドラゴン」、「真・西部ドラゴン伝」を始め、こちらも紹介した以下の作品もそんな作品の一つです。"Tutti per uno... botte per tutti" (一人は皆のために、皆は樽のために)"Storia di karatè, pugni e fagioli" (空手、拳と豆の物語) 今回紹介する作品は、どちらも正規版DVDは発売されておらず、かなりレアな作品になりますが、なかなか良い画質の動画がアップされています。 "Kung Fu nel pazzo west" (荒野のカンフー兄弟) 　1973年　イタリア・香港監督：杨曼怡(ヤン・マン・イー)出演：ウィリアム・バーガー、白彪(ジェイソン・パイ・ピョウ)、ドナルド・オブライエン、高岡(トンプソン・カオ・カン)音楽：フランコ・ブラカルディこの作品は、「中国で非常に重要な戦いからアメリカに逃げたカンフーの達人チェン(白彪(ジェイソン・パイ・ピョウ))は西部の町で...」といった感じです。"La tigre venuta dal fiume Kwai" (クワイ河から来た虎) 　1975年　イタリア監督：フランコ・ラッタンツィ出演：ジョージ・イーストマン、クルン・シリーウィライ、ゴードン・ミッチェル、カム・ウォン・ルン音楽：アルベルト・バルダン・ベンボざっくりしたあらすじはこんな(↓)感じ。タイからの秘密諜報員　タイガー(クルン・シリーウィライ)は、ストーン氏の死因を調査し、彼の遺灰と宝物（宝石をちりばめた象）を祖国に取り戻す任務を受け、アメリカ合衆国に向かう。こちらはタイ人が主役なので、カンフーではなく、ムエタイになりますかね。