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カテゴリ:為替・市場
先週の市場は、いろいろなことがありました。 日本の円売り介入、今のところ4兆5千億円が推定のようですが、もしその通りなら、過去最大規模の介入額となります。 予想どおりというか、アメリカや欧州の反応は冷たく、「市場への介入は国際的な同意を得てからおこなわれるべきである。今回の日本の介入はそれを踏まえていない(欧州・トルシエ ECB総裁発言)」「米国は今回の介入に同意しない(米国・財務相関係者発言)」と、さんざんな言われようでした。 その効果も1日で剥落し、トドメは土曜日にやってきました。 格付け会社スタンダード&プアーズによる、米国債券の格付けをトリプルAから、ダブルA+に格下げのニュース、凄まじい爆弾となりましたね。格下げそのものは、前から予想されていましたが、現実になると破壊力が絶大です。 今のアメリカは、ドル安・株安・債券安のトリプル安状態です。さすがに下がりすぎの感じがあるので、少しは買い戻されると思いますが、当面世界経済の失速懸念から、買い手無し市場な感じになりそうです。 円高に関しても、「米ドルは買えない」「ユーロも買えない」という狭間で、さらに続きそうです。今や再び先週の介入ライン、76円台が目前と言う感じです(本日(8月9日)、76円台にワンタッチもあったようです)。 通貨高は、円と同じく安全通貨と言われているスイスフランも急上昇中です。日本とスイスの金融関係者にとっては、暑すぎる夏(もしくは恐怖のあまりの冷夏)となりそうな感じですね。 いやはやどうなることやら・・・。 それではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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