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カテゴリ:雑談
おはようございます。 昨日は家に帰ってきてから爆睡状態でした。ちょっとだけ仕事を持ち込んでいますが、今日明日は休日を満喫したいと思います。 さて世間様はTPP参加問題で揺れていますね。 私自身は勉強不足のため、賛成とも反対とも言いかねているのですが、TPPを貿易面で言えば、輸出が活発化し、資源などの輸入価格が低下して日本に入ってくるのは望ましいですが、反面農業などの第1産業などが安い海外商品に推されて一気に衰退するのは大問題だなと考えています。 さて、ここまで国内で揉めて大騒動になっているのは、TPPの影響が大きいのもそうですが、政府(特に与党民主党)内の合意形成に問題があるように思います。 本来こういう大きな枠組みに参加するときは、少なくとも与党内で十分議論を尽くしてから態度を表明すべきなのに、態度を表明してから賛成派と反対派に別れて右往左往するのは、本末転倒でしょうね。 勝ち馬にのろうとして見切り発車する場合たいていは損をする事が多いのはどこの世界も同じです。「ドイツが勝つ!」と勝ち馬にのろうと、イタリアは第2次世界大戦に参戦しましたが、結果は大失敗だったというのは、この手の見切り発車に関する歴史の教訓でしょうね(後にムッソリーニ総統は、「戦争参加は国力を含めて十分慎重に検討した上でしなければならなかった。いたずらに加わるんではなかった」という後悔の弁を、スペインのフランコ将軍にしています)。 どうも民主党という政党を見ていると、そういった内部での調整が上手く出来ていないように見受けられます。そのため各自の主張が先行してバラバラな発言をして混乱するという展開を、この2年以上繰り返されているように見受けられて、ため息が出ます。 あとは政治に、完全な善と完全悪の対立なんて事はありません。立場が異なれば意見が異なるのは当然です(一般社会でもそうですよね)。ですからお互いの立場を尊重しつつ、意見を調整しながら妥協していくというのは大事なことだと思っています。 この手の話題で有名な話はイギリス議会では、「貴方の意見は正しいが、私はこう考えている」と言う風に、相手の意見を尊重した上で自分は意見が異なるという言い方をするのが普通なようです。反対派の意見を「売国」「亡国」云々と全否定した上で、自己主張しかしないのでは、いつまでたっても合意できないですし、まともな議論になりようもありませんね。自分の主張を頑迷に固執する人しかいないのでは、会議は踊る、されど進まずにしかなりません。最も非効率的な話です。 野田総理も交渉参加を表明したからには、利点と問題点をきちんと整理して、どう対応していくかを明確に説明しないと、いつまでたっても揉めるだろうなと思っています。 特にマイナス点を、どのように克服していくかをきちんと考えて克服すしいくことは必要不可欠でしょう。選挙が出来る状況であるかはさておき、かの小泉元首相が郵政問題の是非を問うために衆院解散総選挙をやってのけたように、信を問うために解散総選挙という方法もありだと思います。 ともかくTPP問題が、震災の復興や雇用問題などに遅延が起きないように賢明な善処してほしいところですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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