|
カテゴリ:火山災害
東京は今日雨でした。 ゲリラ豪雨と言うほどではありませんでしたが、時折激しく降り、鬱陶しいことこの上ありません。この手の雨にすっかり慣れてしまったなぁ・・・。 さて話は変わりますが、桜島の昭和火口で本日規模の大きい噴火が起きました。噴煙は4000m上空まで達したと言うことですから、観測史上最大といわれた今年8月18日に次ぐ規模です。 桜島というと年中噴火しており、地元の人も慣れている感がありますが、今年になってからの噴火は、昨年までの噴火より規模が大きくなっています。 現在、桜島地下の蓄積されたマグマ量は、大正大噴火(大正3年(1914年)1月12日)時の約90パーセントと言われています。 今のところ大正大噴火に並ぶような、大規模噴火の兆候はありませんが、少し注意して見守った方がいいかもしれません(ちなみに大正大噴火は1年以上続いたため、火山噴出物の量は富士山の宝永大噴火(宝永4(1707)年)を上回っています)。 あともう一点、今日は火山で動きがありました。 桜島と同じく九州の阿蘇山で噴火警戒レベルが上がり、レベル2(火口周辺の規制)に引き上げが決定しました。 気象庁の発表によると、23日夜から火山性地震が増加し、現在も続いているようです。 本日実施された調査でも、二酸化硫黄の放出量は1日あたり1900トンと、前回19日調査時の500トンから3~4倍に増加しており、火山活動が活発化していることがうかがえます。 まぁ、9万年前のような破局噴火は起きることはないとまず無いと思いますが(阿蘇山は有史上、大きな噴火を起こしていません)、噴気活動や小さい噴火が起きるかも知れません。 秋の長雨の季節でもありますから、実際に噴火すると、ラハール(火山性土石流)が起きる可能性が高くなりますから、用心に越したことはありません。 地元の皆様は、緊急火山情報にご注意ください。 ・・・それにしてもこういう話をしていると、現地に飛んでいって実際の山の様子など確認したくなります。 まぁ、私は火山学者でもなんでもない一鳥類ですが、現地の様子のレポートや、行政の対応状況や学者さんたちへの質問など、下手なレポーターよりは役に立ちまっせ! と思うんですけどねぇ(苦笑)。 部外者は、東京で大人しくしているしかありませんね(苦笑)。 それではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[火山災害] カテゴリの最新記事
|