|
カテゴリ:火山災害
阿蘇山と桜島、続報です。 今日午前10時18分、桜島・昭和火口で昨日より大きな噴火が起きました。 噴煙は4500mとのことで、観測史上2番目の高さだったようです。今のところ、大きな被害も出ておらず、かつての姶良火山(鹿児島湾北部にあった火山。約2万9千年前の破局噴火(今までは2万4千年前と考えられていましたが、年代が約5千年前倒しに考えられています)によって山体は消滅してカルデラとなり、そこに海水が流入して海になっています。桜島火山はこの姶良火山の南端にあります)のような大噴火は考えられていませんが、大きな噴火がこの後も続く可能性が高そうです。 また、阿蘇山の方ですが、気象庁の発表によると、今日の調査でも二酸化硫黄の放出量が2000トンに達しており(昨日は1900トンでした)、こちらも活発な活動が続いています。 火山性地震の発生頻度ですが、 ・9月23日 火山性地震 62回 孤立性微動(阿蘇山特有の火山性微動です。火口直下の浅い部分で発生していて、火山性ガスや地下水が発生原因ではないかと考えられています) 45回 となっています。 こちらも大きな噴火の予兆はありませんが、まだまだ警戒が必要のようです。 何とも落ち着かない話ですねぇ・・・。 それではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[火山災害] カテゴリの最新記事
|