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カテゴリ:火山災害
あまり大きなニュースになっていませんが、今年も火山の噴火がチラホラ起きています。 日本では、阿蘇山が小噴火(平成26(2014年1月13日)し、昨年末に噴火した東京都小笠原村、西之島近海の方も、西之島と合体して島を拡大させています。 幸い日本での噴火は、死傷者が出ずに済んでいますが、2月1日、インドネシア、スマトラ島にあるシナブン山(2460m)での噴火は、残念ながら犠牲者が出てしまいました。 シナブン山は、昨年8月に噴火が観測されて以来、現地でも住民を避難しさせたり、入山規制をするなど、対策を講じていました。 噴火活動は2013年9月と11月に規模の大きな噴火がおき、今年に入ってからも1月4日に、一日30回にも達する断続的な噴火活動が起きていました。 しかし1月後半になると、目に見えて火山活動が衰えてきたことから、1月31日に入山規制が一時緩和されたようですが、その翌日、再び噴火が起き、噴火の様子を見ようと入山していた高校生らがそれに巻き込まれ、14名が死亡する惨事になってしまいました(2月2日22時現在)。 亡くなった方々にお悔やみ申し上げたいと思います。 犠牲者が出てしまったことで、行政の規制解除のタイミングに問題がなかったかといった点が、批判されることになると思いますが、火山活動の予測は、非常に難しいものです。それを改めて実感する出来事です。 研究が進んでいる火山については(例えばハワイのキラウエア山や、北海道の有珠山など)、かなりの精度で、噴火規模や活動など予測できるようになりましたが、調査があまり進んでいない火山は、予測が難しいのが現状です。 日本同様火山大国のインドネシアで、シナブン山がどの程度の危険度にされて、噴火予知の研究が進んでいたかはよく分かりませんが、今回は最悪のケースになってしまいました。 やはり、自然の力は恐ろしいですね。甘く見るのは危険です。 それではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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