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カテゴリ:雑談
昨日、お昼少し前頃だったかな。ネットでニュースを見ていたら、「韓国で船が沈没中」という感じの見出しを見て、「???」だったのですが、記事を見たら、珍島(韓国南西部)付近で大型旅客船が急速に傾斜して沈没しそうだと言う第一報が書いてありました。 そのリアルタイムのような内容にも驚いたのですが、その2時間後ぐらいに横転して沈没してしまったようですね。 昨日の時点では情報もかなり錯綜していたようで、「全員の無事を確認」とでたと思ったら「1人死亡」、「2人死亡確認」とどんどん状況が変わり、行方不明者は287人(4月17日17時現在。確認されている犠牲者は9人、救助されたのは179人のようです)になっているようですね。 報道されている内容が正しければ、乗客の脱出が不徹底になった理由は、船長以下乗員のほとんどが真っ先に逃げ出したから、傾斜が酷くなっているにもかかわらず、船内待機を指示するアナウンスがあったからと言われていますが、だとすれば、れっきとした人災ですね・・・(一方で、死亡が確認された乗員のパク・チヨンさんは、最後まで船に残り、乗客に避難のアナウンスをしていたと伝えられています。彼女の勇気に心からの敬意と、お悔やみを申し上げたいと思います)。 2012(平成24)年にイタリアでも船の事故がありましたが(コスタ・コンコルディア号座礁事故)、こちらも船長が真っ先に逃げ出したというニュースが伝えられています。 1991(平成3)年のオシアノス号の沈没事故の時もそうですが、最近の傾向として、船が事故に遭った時、真っ先に船長や船員が乗客を見捨てて逃げ出すという、嫌な風潮があるようです(オシアノス号の事故の時は、取り残された乗客が試行錯誤の末、無線機で救助を求めるのに成功し、奇跡的に乗客は全員救助されました。ちなみにオシアノス号の船長は乗客を見捨てて逃げたものの、時化で陸地にたどり着けずに船に戻ってきたらしく、救助のヘリが来ると真っ先に乗り込もうとしたとしたところを乗客に取り押さえられました。後に海難審判で、「事故の詳細を報告するためヘリコプターに乗った。そのあと戻るつもりだった」「きちんと避難命令は出した。その後どうしようが自由なはずだ。船の残った客は自分の意志で避難せずに残っただけだ」と主張しましたが、彼がだしたと主張する避難命令を聞いた乗客は一人もいません)。 今回の韓国船の事故、特に岩礁などもない場所での沈没ということのようなので、考えられるのは、船体上部のトップヘビーによってバランスが崩れ、復元性が喪失したことにより、横転沈没したのではないかと思います。 救助された方の証言はまだ伝えられていませんが、もしそうなら沈没する少し前には、船はコントロールを失いかけて、左右にかなり揺れて、ふらふら蛇行して航行していたのではないかと思います。 船内にエアポケットがあり、乗客が生存している可能性があると言われていますが、1人でも多くの乗客が救助されることをお祈りしたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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