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カテゴリ:火山災害
昨日11月25日10時11分、阿蘇山中岳第一火口で噴火が起きました。 15時ぐらいの段階で、1千メートルの高さに達し、中岳第一火口の東側に当たる熊本県阿蘇市波野や、大分県竹田市の一部にかけて降灰が確認され、熊本市からも噴煙が遠望できるようです。 昼間の噴火でしたが、阿蘇山は御嶽山とは異なり、火口への立ち入りがずっと制限されていましたから(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)、人的な被害は出ていません。 まぁ、こちらは年中噴火している山ですからねぇ。 今回の噴火規模は極めて小さいですが、一部では本格的な噴火活動に発展する可能性を懸念する声も出ているようです。 噴火が活発化するか、それとも小さい噴火のみで終了となるか何とも言えませんが(若干の山体膨張が起きているようですので、マグマは補給されているようです。ただ継続的な噴火が起きるかは予測できません)、現地の皆様はいざというときには慌てず落ち着いて行動してください。 仮に継続した噴火活動になったとしても、前にウチのブログで触れたような大噴火は起きないと思いますので、その点はご安心いただければと思います。 それにしても今年は火山噴火が多いですね。御嶽山は言わずもがなですが(今も火山性微動が確認されており、噴火こそありませんが、噴煙が上がるなど活動は続いています)、蔵王(宮城・山形県境)でも火山性微動が続いており、小規模な噴火が起きる可能性がありますし、西之島(東京都・小笠原諸島)も噴火から一年を迎え、島の大きさも8.6倍になるなど、順調に成長しているようです(行けるなら、いつか行ってみたいです)。 ここいらで今年の活動は、仕事納めになっていただきたいですが、なかなかそうなってくれないようですね・・・。 今のところ大きな災害になる兆しはありませんが(またどっかの研究者や、予言者と称する人が、噴火を予想しただの、南海トラフ地震の前兆だの言い出すんでしょうね・ため息)、皆様も、怪しい情報には惑わされずに、しっかりと落ち着いた行動をしてくださいね。 それではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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