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カテゴリ:火山災害
今年は日本の火山は大人しめですが(元気なのは、桜島位かな)、最近、インドネシアや太平洋の火山は元気なようです。 先日バリ島アグン山(3031m)の事は、ちらっと触れましたね。 現在も噴火は起きていませんが(9/28 20時時点)、火山活動が日々活発化しています。28日現在、すでに13万人の住人の方々が避難しているようです。 アグン山の状況は、火山性地震の回数が急増し(25日の報道では、浅い場所で547回、深い場所で564回発生しいるとのことです)、火口から噴気も上がっているようです。 現時点では、アグン山がいつ噴火するかを予測することはできませんが、当面現地の皆様にとって、神経をすり減らす日々が続きそうです。 現在空港などの閉鎖は起きていませんが、噴火すれば空路は閉鎖となりますから、現地を旅行されている方や、これから旅行を計画されている方は、とても残念かと想いますが、計画を変更された方がいいでしょうね・・・。 また同じインドネシアの、スマトラ島シナブン山(2460m)でも、噴火が起きたというニュースが流れています。 情報が少なくて詳細は不明ですが、現地住人約3万人に避難勧告が出ているという話です。 ただシナブン山は、日本でいえば桜島のように噴火が頻発している山です(噴火の特性は桜島というより、マグマに粘着性が強く火砕流を頻発させる傾向があるので、雲仙普賢岳の火山活動に状況が似ているようです)。 シナブン山周辺は、大勢の住人が居住していることから、大掛かりな避難勧告になっているようです。今回の噴火がどの程度の規模かは情報がなく不明ですが、大きな被害が出ないことを祈りたいと思います。 そして南太平洋の島国バヌアツのアンバエ島の中央部にあるマナロ火山でも、先週から火山活動が活発化しています(報道によっては「噴火した」となっているものもあります)。 バヌアツ政府は、マナロ火山に大規模噴火が発生し、甚大な被害が発生する可能性があるとして非常事態宣言を発令しました。 アンバエ島にいる全島民(約1万1千人)に島外避難の命令が出されています(28日時点で約7千人が島外に脱出したようです)。 現時点ではマナロ火山は大きな噴火は起きていませんが、こちらも警戒が必要なようです。 ふう、海外の火山動向のため表面的なお話しかできませんが、日本の火山が今年おとなしいからといって、地球の火山がおとなしいわけではないなぁとしみじみ思いました(そういえば、北朝鮮にある白頭山(2744m)も噴火の兆候があると言われてますね)。 ともかく大きな災害が起きないことを祈りたいと思います。 それではまた。
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