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カテゴリ:火山災害
昨日軽く霧島山新燃岳の事に触れましたが、まさかこんなに早く噴火に至るとは思いませんでした・・・。 ブログで載せた10日の写真では、出ている噴煙はほとんど水蒸気が主体だったので、噴火に至るとしても、まだもう少し先になると思っていましたが、やはり火山噴火の予測は難しいものです(汗)。 本日の噴火で、新燃岳は噴火警戒レベル3、入山規制となりました。火口から2km以内は、噴石などが飛来する恐れがありますので、立ち入りできません。 これは本日(10/11)発表された気象庁の資料ですが、9日の約40分に及ぶ火山性微動の後に、急速に山体が膨張していることが、データからうかがえます。 ・・・なるほど、こりゃ噴火するわけだわ。こんな急速に山体が膨らんだということは、マグマが一気に上がってきているというわけですから、さもありなんです。 上は朝日新聞に載った新燃岳の写真です。 画像から見ると、10日の噴煙とは異なり、11日の噴煙には、マグマがかなり含まれているようです。ここまではっきりとマグマが見て取れるということは、今回の噴火形態は、マグマ噴火かマグマ水蒸気噴火のどちらかかなと思います。 現時点も山体の膨張が続いていることからすると、今回の噴火で新燃岳内部の圧力は軽減していない。 むしろ噴火を契機に、マグマの貫入が続いていることが推測できますので、6年前の噴火規模を上限とする位の大き目な噴火や、桜島のような、長期間に及ぶ小規模噴火が続く可能性が考えられます(あくまで本日時点のデータなどから、鳥類が推測したものですので、ご了承くださいませ)。 ふぅ、新燃岳も大人しくなり、硫黄山が沈静化したら、霧島山縦断ルートの再開する日も近いと思っていたのですが・・・。 ともかく、今後も気を付けて追ってみたいと思います。 現地の皆様にはお見舞い申し上げます。
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