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カテゴリ:雑談
来週伯父鳥の四十九日です。もうそんなになるんですね。 今日父鳥と会って、待ち合わせ時間などを決めてきたのですが、父鳥の様子が少し気にかかりました。 受け答えは普通なのですが、歩くとふらふらして足元がおぼつかないのです。 尋ねてみたところ、先月半ばぐらいから、だんだんこんな感じになったようです。足腰が悪くなったというよりは、内臓系に少し異常が出ているようで、血糖値の数値とかが不安定になっているようです。 主治医の診断は、「家族ロス症候群では?」ということのようです。 「病は気から」という言葉がありますが、精神的なショックやストレスなどで、病気になることがあります(ぶっちゃけ、私の昨年倒れたのもそれだろうと、私も主治医から指摘されました。実際、退職してストレスの元がなくなった途端、血圧などの数字が正常値に戻り、これには私も苦笑いするしかありませんでした)。 父鳥にとって、ただ一人である兄の伯父鳥が亡くなったショックは、やっぱり大きいいものだったんですね。私もお通夜の時などは気にかけていたのですが(私も祖母鳥が亡くなった際、その時は大丈夫だったのに、翌日に反動が来て、ひどい脱力感に襲われた経験があったので、お通夜の時(伯父鳥の死から約1週間後)に気を付けてみていました)、その時は大丈夫だったのですが、父鳥の場合、伯父鳥の死の約1か月あとから発症しました。 こればかりは、本人が割り切りを付けることで、解決するしかないようなので、重病化しないよう気を配りつつ、思いっきり悲しんでもらうしかないかなと思っています。 そんな感じで、父鳥の様子を見つつ話をしていたのですが、ちょっと不思議な話がありました。 ふと、「そういえば、半月~一月ぐらい前の朝方に、チャイムが鳴ったんだよね」と話をしました(私の中でこの話は、隣の家の新聞配達の人が間違ってチャイム押しちゃったのかな? か、朝っぱらからピンポンダッシュの悪戯したアホがいるのかな程度の認識でした)。 すると父鳥は少し驚いた顔をして、「それは何時ごろか?」と聞いてきました。 はっきりした時間は覚えていませんでしたが、確か「朝の4時半から5時ぐらいの間だった」と答えると、「ああ、兄貴(伯父鳥の事)が、お前のところに挨拶に行ったんだな」と言い出しました。 どういうことかと驚いて聞くと、伯父鳥が息を引き取った時刻が、ちょうどそのぐらいだったとのこと。 さらに伯父鳥の孫たち(私にとっては従兄弟の子なので、従甥・従姪たちになります)、のところでも日にちは違うものの、同じ時間に家のチャイムが鳴って、びっくりして飛び起きたという出来事が起きていたようです(何故かこの経験は、残された伯母鳥(伯父鳥の配偶者)や、子供たち(従兄弟たち)のところでは起きていません)。 「兄貴のやつ、お前のところに入ったのに、俺のところには出てこない」と父鳥が苦笑していると、「あら、お義兄さん来てたわよ」と母鳥が言い出しました。 私と父鳥が「グワッ?」と聞き返したところ、私がその経験をしたのと同じ頃の明るい時間に(何故か父鳥のところだけ、12時間違いの16時ごろだったようです)、父鳥が外出中に、実家のチャイムが鳴ったそうです。 母鳥が玄関に行くと誰もいなかったようですが、戸を開けたときに、伯父鳥の気配がしたということのようです(母鳥が父鳥にこの話をしていなかったのは、ちょうど家族ロスで父鳥の体調が悪くなり始めた時期で(母鳥は風邪でも引いたのかなという程度の認識だったようです)、体調がよくなったら話そうと思ってそのまま忘れていたというパターンだったようです)。 「兄貴のやつ、俺がいない時に来るなんて」と言いつつ、微妙に父鳥はうれしそうな、残念そうな顔をしていました。 まぁ、この話の後に、少し父鳥は元気そうになっていたので、症状が軽くなったのならいいんですけどね。 不思議なこともあるものですね。 それではまた。
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