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カテゴリ:火山災害
本日18時15分ごろ、霧島山・硫黄山で6日ぶりの噴火が起きました。 噴火規模は極めて小さく、噴石などの大きな飛散は起きていません。 私も気象庁の監視カメラの画像を見ましたが、たぶんはた目には噴気で、噴火したのかわからない程度のものですね。 気象庁の発表では18時15分ごろとのことでしたが、14分49秒の画像でマグマ成分を含んでいると思われる噴煙を確認できますので、発表より若干早い噴火時間のようです。また24分55秒の画像ではマグマ成分は見受けられないので、今回の噴火時間は10分程度のものだったようです。 さて今回の噴火ですが、噴煙の色を見るか過ぎり、火孔の拡大などは起きていないようです。傾斜計の変動も確認されていません。噴気も水蒸気の噴出が多いのが見受けられます。 ですので、明日にでも大きめな規模の噴火が起きるというわけではなさそうです。 傾斜計の変動が観測されていないことから、大きなマグマの貫入も起きていません。しかし噴火が起きたのに縮んでもいないわけですから、山体内部にあるマグマの高止まり状態は変わっていませんので、火山活動は継続する見込みです。 現在のところ、取り立てて大騒ぎするような危険な兆候はありません。現地の皆様はどうか落ち着いてください。 また万が一、立ち入り禁止エリアの拡大などが発表されたとしても、慌てず、自治体の避難誘導に従ってください。 それではまた。
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