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カテゴリ:火山災害
フエゴ山噴火でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。 また、被災された方、負傷された方にお見舞い申し上げます。 日本でも草津白根山に始まり、新燃岳に硫黄山(いずれも霧島山)の噴火があり、ハワイ島でもキラウエア火山の噴火が続いています。 そして本日、中南米のグァテマラにあるフエゴ山が噴火が起きました。 報道によると、犠牲者は「溶岩流に囲まれて逃げ場を失った」とのことですが(AFP電やCN等)、写真を見る限り、溶岩流は確認できません。むしろ、感じからすると、火砕流の直撃を受けたのではというのが、個人的な見解です。 さてフエゴ山ですが、標高3763mの活火山で、2002年以降は毎年噴火している山です。 名前の由来からして、スペイン語で「炎」を意味しているそうですから、スペイン人が同地に進出した16世紀位から、火山活動が活発な山であるのが伺えそうです。 現在のフエゴ山ですが、今回の噴火で大きな圧力はいったん解消されたのか、やや落ち着いているようです。 しかし大量の火山灰により、首都グァテマラ市(フエゴ山から南西に40km位しか離れていません)の国際空港が閉鎖するなど、大きな混乱が続いているようです。 ただし噴火頻度の高い火山であることを考えると、今後も噴火が継続する。もしくは、いったん大人しくなったとしても、数か月後にはまた火山活動が再開するという感じになりそうです。 今年は火山の年だなぁと、あらためて実感しました。 PS フエゴ山の噴火は現地時間の6月3日です。6月3日というと、43人の犠牲者を出した雲仙普賢岳の火砕流災害が起きた日になります。 もちろん、27年前の雲仙の噴火が、フエゴ山が噴火したわけではありませんし、日付もただの偶然ですが、何やら運命めいた感傷を感じてしまいそうになります。 どちらの犠牲者の方々にも、心からのご冥福をお祈りいたしたいと思います。
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