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カテゴリ:雑談
これは先週の話です。時間軸が一週間程ずれている鳥です。 日本橋の方に用がありまして、久々にセカンド・カー「マディフォックス」で、遠出をしてみました。 マディフォックスで遠出するのは(一応近所を軽く回るぐらいはしていました)、6月以来なので、約5ヵ月ぶりです。 6月の際は、帰ってきてから体、胸のあたりが重く感じられて、数時間休むことになりましたが、今回は何事もなく、元気いっぱいで終わりました。後述の様に寄り道したので、前回より距離の長い約27kmの走行を無事に終えられました。 まぁ、6月の時は、心筋梗塞からまだ2か月しかたっていませんでしたから、まだまだ無謀だったんでしょうね・・・。 今回大丈夫だったことで、それをいっそ実感しました。 さて、用の方は問題なく終わりまして、体調の方も問題なかったので、神田の方まで足を延ばしてみました。 というのも、神田にクジラ料理を出す店があることを知り、ちょっと興味があったからです。 行ったのは、「くじらのお宿 一乃谷」という店です。 クジラというと、今年7月に商業捕鯨再開となったニュースがありました。 これによって、日本では大々的に食べることがはばかられてきたクジラ肉が、世間的には問題がなくなりました。 日本は歴史的に、2000年前の弥生時代の遺跡からも、クジラの骨が出てくるほど、日本人にとってなじみの深い食材ですから、ようやく食文化が復活するきっかけになるかもしれません。また、いずれはスーパーなどで見られる日も来るかもしれません。 とはいっても、日本の食卓からクジラ肉が消えてから30年以上も立っていますから、今ではレシピなども忘れ去られているでしょうね(同様のことは、お店の大将が言っていました)。 それに水産省が今年認可したクジラの捕獲予定数も、調査捕鯨時の約半分という事で、また捕鯨に乗り出している新しい漁業関係者は多くないようで、実質的には流通量・捕獲量とも大きく増えていく段階ではないようです。 私がクジラ肉を最後に食べたのは、確か9歳ぐらいの時でした。母鳥が調理してくれたのですが、正直美言って、肉が固くて生臭くてとてもまた食べたいと思える代物ではありませんでした。 しかしこれは鯨が悪いのではなく、母鳥の料理が不味すぎたためだったようです。ウチの母鳥ときたら、煮物類はほぼ作れないし、肉も焼くか揚げるしかできない上に、食材の性質(例えば牛肉と鶏肉で調理時間や温度を変えるとか)をまったく無視するので、たぶんクジラ肉に適した調理をしなかったんでしょうね(ただし、父鳥に聞くと、クジラの料理は東京の下町の家庭では、どこもそんな感じで美味しい印象はないと言っていましたね。クジラは食べられていた割に、家庭での調理方法はあまり知られていないようです)。 そんな感じで、個人的にはいい印象がなかったんですが、ここ数年登山であちこち行って、馬肉や鹿肉、鯉や鮎など、様々な現地の名産を食べてきている私としては、死ぬまでにもう.一度は食べておきたい食材リストに、クジラを入れていました。もっとも、昨年までは登山で、今年は病気療養ですっかり忘れていましたが(苦笑)。 そこに捕鯨再開のニュースがあって、鯨肉のことを思い出し、いい切っ掛けとネットで探してみたところ、ウチから一番近いのが神田のお店という事がわかり(近いと言っても、自転車で45分ぐらいかかりますが)、今回行ってみました。 途中、お店に位置がわからない、スマホも家に置き忘れというアクシデントに見舞われましたが、事前に見ていた地図を思い出しながら、マディフォックスでうろうろすること15分余りで、目的に店を発見できました。 場所は飲食店があるエリアから少し外れたところにありました(なので一度気が付かずに素通りしました)。 中に入ってみると、小さい居酒屋で、昼はランチをやっているというお店のようです(カメラもスマホも持っていなかったので、写真はありません)。 ランチは980円で、今回は初めてという事もあったので、味がシンプルにわかりそうな、「くじらステーキ定食」を注文してみました。 やってきたステーキの見た目は、焼いて牛肉に似ているかな? という気もしました。食感は柔らかく、脂身がなくてさっぱりした感じです。 ステーキを単体で食べていたところ、店の大将が、「鳥さん、添えてあるマヨネーズをつけて食べると美味しいよ」と言われました。 てっきりマヨネーズは、同じお皿のサラダ用だと思っていたので驚きました。 言われた通りマヨネーズをつけて食べてみると、クジラのさっぱりした食感に、マヨネーズの油分が加わって、口の中に広がる感じになります。 クジラってこんなに美味しいんだと、しみじみ感じました。 また機会があったら、立ち寄ってみよう。今度は竜田揚げや刺身も握りなどもいいなと、いろいろ考え中です。 ・・・さて、自転車のことを書こうと思っていたら、いつの間にか、食事の話だけで終わってしまった(汗)。 まぁ、そういう日もあるという事で。 それではまた。
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