５W2H

合唱コンクールが終わった。
僕は練習の時からけっこう真面目に歌っていた。
けれどペースが速くなったり、音がずれたり、組む手が違ったり、アゴが上がってたりと何度も指揮者に注意された。
リハーサルではとても緊張して、声がでなくなり、ペースが速くなり最悪だった。
２回歌ったけど、１回目はくるってしまった。２回目は緊張がほぐれ、声がちゃんと出せた。
それから１週間で本番がやってきた。
１番目はB組、２番目はA組、どのクラスもちゃんと練習していて、きれいで大きな声だった。
僕の緊張は限界を超えた。
僕らC組の番が回ってきたとき、ふっきれた。
自分の声は思ったより響いていて、それにのり、声がもっと出た。
僕は力を出し切ったように思えるほど、疲れた。
結果はC組の優勝だったけど、どのクラスも１位だと思った。
でも優勝はうれしかった。

・・・彼の合唱コンの作文です。
少なからず感動を覚え、なんかいいやつじゃん、と、ちょっと涙まで浮かべたのに、やつったら
「K（例の熱血女子。多分長男のLOVER。）に、『なんでどのクラスも１位だと思ったって書いたの？』って聞かれて『あれ、うそ。とりあえず書いといた』って言ったんだよ。うちのクラス、よゆーで勝ちだって思ってたもんね。」
・・・こいつマジで言ってるよ。
まったくもう。

それにしても、センテンス短いなあ。
語彙も少ないし。
事実を述べて、考えはないし。
基本的に考えなしらしい。
彼らしいといえば彼らしい。
でも・・・中１の作文とは思えないし

↑まんなかへん。女の子に乗っかってるやつ。その女の子がKさん。