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テーマ:プロ野球全般。(13406)
カテゴリ:ドラゴンズ
昨日の広島戦。 落合野球の真髄を見たような気がします。 先制しながらも先発が失点を繰り返す・・・ これは悪いときの山井投手。ここ数試合はいいピンチピッチングをしていたものの、ここ数年は、ずっとこんな感じでした。 それでも、落合監督。山井投手への期待と信頼があるためか、使い続け、昨日はさすがに早い段階でかえてくるかなと思ったのですが、同点に追いつかれてもまだ、交代せず。 なんとか、同点で抑えました。 今年のドラゴンズはビジターでこのような展開になると、勝ち越せず、負けることが多かったので、負けを覚悟したのですが・・・。 何より驚いたのが、勝ちパターンの投手を6回からつぎ込んだこと。首脳陣の勝ちへの執念を感じました。 そこで流れを変え、8回に貴重な追加点。 そして9回の裏、1点リードの段階で岩瀬投手を投入。 最近調子があまりよくないので不安に思っていたところ、案の定ヒットを打たれ、一打同点のピンチだったのですが、なんとか抑えました。 「岩瀬の調子が・・・」なんて言われていますが、 なんだかんだ言っても、昨日で40セーブ。 それも何年も。
どの球団もストッパーに苦労しているのに、この数字はスゴイです。まして、年々球威やキレが落ちてきてのこの数字ならなおさらです。
落合監督は一貫して「岩瀬で負けたら仕方がない」のチーム方針は変えていません。 たとえ失敗しても、少し楽な展開ではありますが、必ず次も登板させます。 失敗したら不安を取り除き、登板させることで自信を取り戻させているような気がします。 きっと、失敗はマウンドでしか取り返せないと思っているからでしょうね。
北京オリンピックで岩瀬投手が打たれて日本中から戦犯扱いされ、身も心もボロボロになって帰って来たときのこと。 早速、セーブが付く場面で岩瀬投手を投入。 しっかり抑えたときの落合監督のコメント。 「ちゃんと使えば、ちゃんと抑えるんだよ」 悪いのはピッチャーではなく使い方に問題があると岩瀬投手をかばったのです。
はやり、選手への信頼があるからこそ。 選手も信頼されているという思いがあるからこそ十二分に実力を発揮できる。 昨日の高橋投手然り、浅尾投手も然り・・・。
ドラゴンズのピッチャーが育つのは、ちょっとピンチになったからって直ぐ変えずに経験を積ませいるから。
昨日のゲーム展開は、決して内容は良くなかったもの、落合野球で、もぎ取った勝利。 何より、このゲームを重要性を感じ、ゲームを読み、勝ちにつなげる落合監督はさすがとしかいいようがありません。 残り試合数が少ないドラゴンズは不利と言われてきましたが、昨日は阪神が負け、負け数がドラゴンズと並んだことで、阪神や、巨人がそれを上回るにはかなり勝たないといけなくなりました。 と言っても、ここで隙を見せたりすると足元をすくわれる事は、監督も選手も分かっているし、チームが一丸となっているのも見ていて伝わってきます。 苦手ヤクルトとの試合も5試合残していますが、今のチーム状態なら充分戦えると思ってます。
中日新聞でコラムを連載している落合監督。 それを読むと、落合野球を知ることが出来ます。 これは、野球理論ばかりではなく、これは選手へのメッセージだなと思う部分もあり、上手いなあと思う私でもありました。
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最終更新日
September 16, 2010 10:53:51 AM
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