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カテゴリ:ドラゴンズ
日本シリー ズが始まる少し前、本屋さんで見つけた 大矢 博子さんの「脳天気にもホドがある。~燃えドラ夫婦のリハビリ日記~」 帯には、ドアラ絶賛!! 僕が人の役に立てるなんて・・・と感激です!!との文字が・・・ なんだろうと思い手にとった所、どうやらドラゴンズファンのご夫婦のリハビリ日記。 ぱらっと開いてみた所、 座右の銘が 「岩瀬で負けたら仕方がない」 これを見た途端、思わず噴出してしまいました^^; 野球を知らない方がみると何だこれは??という感じではないでしょうか(笑) 野球を知らない方のために説明しておくと、ドラゴンズの絶対的守護神が岩瀬投手。 リードした状態で岩瀬投手に繋ぐことが、ドラゴンズの勝ちパターン。 万が一、岩瀬投手が打たれて負けても、仕方がないというのが落合監督就任以来のドラゴンズのチーム方針でもあるんです。
大矢さんがこの言葉を座右の銘にしているのはウケを狙っているわけではなく、ちゃんとした意味があり、 最善を尽くした結果ならそれを受け止めようということらしいんです。
起きてしまったことをくよくよ悩んでも仕方がない。 それよりも今出来る最善のことをしよう。 その結果、駄目なら仕方がないと・・・。
この本は、脳出血で倒れ、右半身麻痺と失語症のリハビリと戦うご主人との日常を描いたエッセイなのですが、これがまた、面白いんです!! 面白いと言ったら失礼ですが、この本を読みながら何度噴出したことでしょう^^; 起きもしない奇跡を祈る暇があるならばまず実行(笑) 介護情報や笑えるエピソードがてんこ盛り!! ご主人の経過にあわせて、その頃のドラゴンズの状態も書かれていて、その文章がまた面白い。 「自分の体にはドラゴンズブルーの血が流れている」 と豪語するくらいの大のドラゴンズのファンである大矢さん(笑) ご主人のリハビリ計画について相談したいという病院の申し出をその日はドラゴンズの開幕戦だからと延期してもらったほど^^; 一気に大矢さんの大ファンに♪ 大変なのは決まりきっていることなのに、このことは新鮮だったとさらっと言ってしまう所を尊敬してます。 ご主人も麻痺はあるものの自分のことは自分で出来るまでに回復し、今はドームで観戦することが目標なのだとか。 高血圧による脳出血だったので、大量リードで勝つ試合なら安心して観れるらしいのですが、接戦だと血圧があがり、体に支障をきたすそうなんです。 そういう意味では、今年の日本シリーズ第6戦、7戦は安心して観れなかったのではないのでしょうか^^;
この本の一部を抜粋すると、
夫にも私にも「好きなこと」があります。 そして病気になったからといって、ふたりともそれを我慢しなかった。 するとあら不思議。「好きなことの存在」は、時には息抜きに、時には励みに、そして時にはリハビリそのものになりました。
ちなみにご主人は鉄オタで、奥さんである大矢さんの名前がなかなか思い出せないのに、電車の型名を先に言葉にしたとか・・・(笑) 読めば必ず元気になれる、そんな本です。
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