aloe's simple life

前から読みたかった、森前ヘッドコーチの本

参謀 落合監督を支えた右腕の「見守る力」を読み終えました。

読んだ感想としては、この8年間落合政権で常勝チームを作り上げたのも

この森前ヘッドコーチの力が大きかったんだなあということ。

そして常勝チームというのは、フロント、首脳陣、選手が一体となって初めて出来上がり、その組織作りが重要であるということ。

落合元監督は、森前ヘッドコーチに対して

「任せて」「信じて」「責任と取る」

ということを8年間貫き通し、安心して取り組むことが出来たようで、また任せられるにはやってやろうと粋に感じたと言います。

また、監督と選手間、コーチと選手間のパイプ役として

いいクッションとなりチームをまとめていたんだなあという事が分かりました。

それに、自らの経験から見知らぬ土地で野球するという事の大変さを感じていたため、外国人の面倒もよく見ており、慕われていたようで、それは試合中の画面を通しても伝わってきました。

投手陣に対しては、それぞれの性格を見抜き、その投手に応じた対応をし、ベテランの谷繋捕手に関しては、へそを曲げられては困るので、気持ちよくプレイしてもらえるように配慮していたようです。

また、打てない野手に対しては、

「打てるまで待っているから、それまでちゃんと守っておいてくれよ」

と声をかけたとか。

「ヒットは、いいから点数取って」

と連日試合後のミーティングで意味不明なことを言っている監督とはえらい違いです(苦笑)

この本には色んないろんなエピソードがあるのですが、その中でも印象に残ったのが、今年の巨人の大型補強にも触れていて、弱点なども分析しており、今年のドラゴンズの戦力も整っているので十分戦える。強いて言えば今年もやりたかったと綴られていました。

私もこのコンビの野球が見たかった～！！

今年の戦力とチーム状況であれば、この二人がやっていればスタートダッシュ出来たに違いありません。

落合前監督の本も併せて読むとかなり面白いです。

野球ファン必見!!

今年の一貫性がなく意味不明な采配に加え、負けた後に選手批判する監督には幻滅しております。

目先の勝利ばかり気にして、シーズン通しての戦い方が全く見えません!!

首脳陣と選手の信頼関係がないようにさえ思えてきます。

シーズン前、落合野球を継承し、プラスもう一点という野球をすると公言していた新監督。

今まで、OBとして、解説者として落合野球 一番の理解者みたいな顔してたのに、

ふたを開けてみたら、

継承どころか、落合前監督が作り上げてきた8年間のチームそのものをぶっ壊そうとしています。

今までドラゴンズの何を見てきたの？？と首を傾げたくなるくらい。

それに短気な性格なのが采配にも現れているし・・・。

こんな采配を続けていけば、ファンも離れていくと思います。

お願いだから選手だけは壊さないで欲しい。

落合前監督と森前ヘッドコーチの野球人としてまた、人間性の偉大さがここ数日痛感させられております。