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カテゴリ:世間
【コーカオ島(タイ南部)=森太】タイ南部の津波の被災地で、かつては野良犬だった3匹の雑種犬が遺体捜索に活躍している。犬好きのプミポン・アドンヤデート国王の意向を受け、犬を訓練しているタイ国軍が今月6日から現場に投入、10日までに10人の遺体を発見した。
捜索チームを監督する国軍のチャンソーク大尉によると、「なぜ遺体捜索現場に犬がいないのか」という国王の発言がきっかけとなり、訓練中の3匹に急きょ出番が回ってきた。 国王は、野良犬を引き取って育てているほどの愛犬家。国王の発案で、国軍は2003年に野良犬50匹を犬の収容施設から引き取り、救助犬や遺体捜索犬として訓練してきた。 今回投入された「マコック」「マックルワ」「ブアダン」は、その中でも、においをかぎ分ける能力が特に高いと認められた犬で、約50人の兵士とともに出動。初日の6日に早くも3遺体を発見した。 9日には被害の大きいカオラック近郊のコーカオ島に、続く10日には日本人も犠牲になったピピ島に投入され、各地で遺体発見に貢献しており、当初は9日までだった派遣期間が14日までに延長された。チャンソーク大尉は「3匹は国軍の誇り」と話している。』 犬好きな国王と聞いてなおさら応援したくなった単純な私。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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