いぬ親さん募集中のたわわ君

人懐こくて、おとなしくて、室内でのイタズラもない花マルわんこですよ～

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ちばわん　いぬ親希望アンケート

たわわ君は、6月の半ばに

くま太郎（迷子捜索中）に似ている犬がいると情報があって

預かりのSさんが確認に行った場所にいた犬です。

そこにはたわわ君と、黒柴風の犬の2頭がいました。




その周辺は以前から犬猫が遺棄されることがよくあり

今年の春には一気に7頭の犬が捨てられたのだそうです

みんな雑種で、成犬や生後半年ほどの子犬もいたことから考えると

世話をしきれなくなった飼い主がまとめて捨てたのかもしれません


まもなく、保健所に通報され、７頭のうち5頭は捕獲されてしまったそうです・・



残った2頭は情報を下さったおばさんが餌をあげているということでした。

なんとか生き抜いて、誰か飼ってくれたら・・



でも、その1か月後の7月半ば

たわわ君は捕獲され、愛護センターに入ってしまいました。

犬預かりのベテランであるtomotenkuri さんはたわわ君を預かることに決め

センターから引き出したのでした。



で、気になるのが現地に残っているであろうもう1頭の黒柴風の犬。

通報されたらまたセンターに入ってしまう。

こうなったらもう1頭も保護しようと、tomotenkuriさんが決心してくれました。

捜索メンバーは3人。犬を預かれるのはtomotenkuriさんしかいません・・。

tomotenkuriさんの家には飼い犬が2頭と猫が1匹いて

たわわ君を預かったうえに、もう1頭増えることになってしまうのですが・・

（全頭室内飼いです）





餌やりをしているおばさんに聞くと

黒芝風犬は隣の空家の縁の下に住み着いているようだとのこと。

餌は食べに来ても、触ることはできないのだそうです。



しかも、おばさんからは驚愕の一言が。



「もしかしたら、出産したかもしれない」



出産！！・・ってことは、子犬もいる！？

子犬の保護は想定外だよ、、、

「最近やたら吠えているので、出産して気が立っているのだと思う」と。

でも、おばさんは、一度も子犬を見ていないんだそうです。

妊娠（お腹が大きい）にも気が付かなった、と。

だとしたら本当に出産したのか・・



空家は道路沿いの古い民家で

すぐ近くに民家はなく、周辺は工場や畑や雑木林。

わかりづらいですが、かなり痩せています。

このおっぱいは授乳中のおっぱいなのか？？

おばさんが言うように出産したとしたら雨風がしのげる縁の下でしょう。

板がはずれていて縁の下に入れる隙間があります。

耳をすませたり、ライトで照らしたり、フラッシュをたいて写真を撮ったりしましたが

子犬の気配はありません。

そこに3回通いましたが、やはり子犬は見当たらず

私達は「妊娠中」だと判断しました。

子犬が産まれる前に早く保護しないと。

（可哀想ですが、もし妊娠していても避妊手術をするつもりでした）



そして、私達は黒柴風メスを捕獲しました。

夫？のたわわ君にも同行してもらいました。

メス犬はリードを輪にして首にかけた時こそ大暴れでしたが

ケージに入れたらあっけないほどおとなしくなったので

子供がいたらもっと抵抗するだろうし、やはり子犬はいないのだと思いました。

しかし

tomotenkuriさんが、  

「メス犬のおっぱいが張ってきている」というではないですか。



翌日、tomotenkuri さんは仕事を終えてからメス犬を連れ動物病院へ。

獣医の見立ては「授乳中じゃないか？」



連絡を受けたSさんが会社から現地の空き家に急行。

夜遅く、懐中電灯で縁の下を照らしてもやはり子犬の気配はなく

空家の裏の林のほうにもそれらしき気配はないとのこと。



いったい子犬はどこなの

翌日、メス犬を連れて現地を捜索です。


たしかにメス犬のおっぱいはパンパンに張っていました。

授乳していたのは明らかだね・・

メス犬を保護して２日。

子犬は・・生きているだろうか・・

メス犬にリードをつけて歩かせてみました。

迷わず縁の下に入り込みます。

やっぱり、ここか。

でも、そのまま入り口で座り込んでしまう。


tomotenkuriさんが勇敢に縁の下の中へ。

どんどん奥へ進んで行き・・

tomotenkuri さんの絶叫が。



「いたーーーーーーーっっっ！！」

みんな生きていたんですよ

縁の下のずっと奥で。

2日も子犬だけで。

おっぱいも飲めなかったのに。

生きていてくれました。

メス犬のおっぱいは授乳後にぺたんこに萎んだんです。

私達はいつもたまたま授乳後のメス犬に会っていたのでしょうか。

私達が探していた時

お腹がいっぱいになった子犬たちはスヤスヤと寝ていたのでしょうか。


私達はあやうく子犬の命を奪ってしまうところでした。

通報され捕獲されていたら、

縁の下の子犬たちは誰にも気づかれずに命を落としていたかもしれない・・。

たわわ一家はtomotenkuri家にいます。


５匹の子犬たちは病院で健康診断をしてみんな元気だそうです

たわわパパは去勢手術が済みました。

メス犬＝うきわママも子育てが一段落したら避妊手術をします。

みんな、みんな、家族探しをスタートします。

（うきわママと子犬たちは個人募集です）

たわわ一家を応援してくださいね～！