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カテゴリ:うちの猫
もう、荼毘に付してから4日経ちますが・・ ココ姫は 12月6日 午後1時 いつもいたリビングのソファーで 息を引き取りました。 肺がんと判ってからわずが1ヶ月後。 あっという間に逝ってしまいました。 日に日に弱っていく中で その時その時は決してあっという間ではなかったけれど。 異変に気がついてからの1ヶ月半を振り返ってみます。 最初に気がついた異変。 あれ? 右目の上(眉間の横)がちょっと盛り上がってる? 触ると小さなしこりを感じました。 涙目や鼻水はいつものことだったので その炎症が広がっているのかな くらいにしか思いませんでした。 慢性腎臓病で2週間に一度、病院で点滴していたココ姫。 次の点滴がこの週の木曜でしたが、 イルサの診察の日でもあった水曜日に受診することにしました。 目の上の毛をかき分けると、 針の穴ほどの赤い発疹のようなものがあり、 「自分や他の猫の爪が当たったか何かして 傷になったところが膿んでしこっているかもしれないですね」 抗生剤コンベニアで様子を見ることになったのですが・・ 目の上だけでなく、 右の口元や尻尾の付け根、お腹に2カ所 同じようなしこりを見つけてしまいました。 それと、 ぼーっとしているような 焦点が合わないような目。 血液検査、レントゲン。 目の上のしこりと他のしこりを細胞診。 胸水がたまっていることがわかり、急遽抜水して検査。 どこからも同じ細胞が出たとのこと。 「CTを撮らないと確定は出来ませんが、 おそらく原発は肺腺がんだと思います」 「皮膚のしこりは転移した上皮がんで たぶん脳にも転移していそう」 いったい、いつから? なんで肺がん? 飼い主だってたばこを吸わないんだから 副流煙で悪くしたわけじゃない。 咳もないし、食欲あって体重はむしろ増えていたし、 腎臓の数値もずっと安定していたのに? いつから? いつからこんな状態に? ここまでになる経過は長いということ。 猫の肺がんは症状が無く 他の病気の検査で偶然見つかることが多いということ。 何ヶ月か前に見つけていたとしても 腎臓が悪いので全身麻酔はリスクがあり 外科的治療は難しかったろう、ということ。 この先も皮膚のあちこちに転移して とくに顔は見た目が変わってしまうかもしれない。 また、脳腫瘍で突然亡くなる可能性もある。 そんな説明を受けました。 この日からステロイド剤を毎日。 1日でも長く・・という延命ではなく、 痛みや苦しさがあるなら少しでも取ってあげる治療を。 先生にそうお願いしました。 食欲はいつも通り。 体重3.8キロ。 呼吸は安定。 目の上の腫瘍が自壊して?出血。 肺の白いモヤモヤが広がっている。 口元の腫瘍から出血。 ドライフードを食べなくなったものの ウエットフードはまだ口にしていました。 呼吸は安定。 酸素室のレンタルも検討していましたが ココ姫には必要ありませんでした。 自分で水を飲みに行ける。 でも体が曲がってしまいうまく歩けない。 これは脳腫瘍の影響のようでした。 すごい量の胸水。 腫瘍からの出血が混じって赤い。 抗がん剤の分子標的薬「パラディア」が胸水に効くかもしれない、と試すことに。 青い錠剤。 バランスが取れずに歩けない。 頃合いを見計らってトイレに連れて行くと ちゃんとオシッコをしました。 この日も胸水を抜く。 3日前に抜いたばかりなのに、また200㏄もたまっていた。 分子標的薬パラディア2回目。 体温も下がっているので服を着せる。 でもなんとなくイヤそうだったのですぐに脱がせてしまいました。 抱っこしてお水のところに連れて行くも 支えていないと倒れてしまう。 スープ状のパウチを1日2袋。 食欲が嬉しい。 食べているうちはきっとまだ大丈夫。 キャリーでは窮屈なので猫ベッドに寝かせたまま病院につれて行く。 パラディアの効き目を見るため検査いろいろ。 この日も抜水。160cc。 パラディアは、皮膚の腫瘍には効いたようで 成長が止まっていました。 大きくなって自壊して穴が開くのを覚悟していたので それに効いただけでも試した甲斐はあったと思います。 ただココ姫が錠剤を受け付けなくて、 無理に飲ませるのもかわいそうだし、 肝心の胸水に効果がないとわかったので中止に。 脳腫瘍の影響がかなり出ているようなので 引き続きステロイドと脳圧降下剤を追加。 脳圧降下剤も効いたように思います。 それまで意識があるようなないような表情だったのが ちゃんと目が合うようになって。 たぶん頭痛もあったんじゃないかと。 それも少しは楽になっていたでしょうか。 エアコンで室温は一定に。 乾燥は肺によくないだろうからリビングには2台の加湿器を。 先生がレントゲンを見ながら 「こんな状態だと普通はハアハアいうのに」 と不思議がるくらい ココ姫の呼吸は安定していました。 肺がんの最期は溺れるような苦しみ と聞いていたので いつそうなってしまうんだろうと いつもいつも怖かったけど ココ姫が苦しそうに開口呼吸になったのは 最期の最期でした。 脳腫瘍でそういう感覚が麻痺していたのか? ずっと目を開けたままでした。 最期はみんなそうだった。 チビもこむぎもポンちゃんも。 瞼を閉じる機能が低下するらしい。 ヒアルロン酸の目薬を時々さしてあげました。 そして とうとうまったく食べなくなりました。 いよいよなんだな、と。 食べないから死ぬんじゃない 死ぬから食べないんだ どこかでそう読んで納得したんですよね。 だから無理矢理食べさせることはやめたんです。 切ないけれど。 水も受け付けない。 胸水を抜く日。 行こうかやめようか迷ったけれど、病院へ。 胸水がたまったままだと肺が水浸しになって苦しいから。 でもたまる量が減ってきたようで1週間ぶりなのに150cc。 ずっとソファーで添い寝していたので この日の明け方、呼吸が苦しそうに変わったことにすぐ気がつきました。 病院が開くのを待って酸素室に入れてもらおうか・・ でも、そうはしませんでした。 痙攣を抑える点鼻薬を いつでも使えるようにココ姫の枕元に置いて。 どうかココ姫が苦しまずに逝けますように 痙攣が起きませんように。 どうかどうか。 祈りながらココ姫に付き添いました。 そうして 点鼻薬を使うことなく ココ姫は呼吸を止めて 旅立ちました。 可愛いココ姫。 三毛猫の見本のような性格でした。 ナイーブでちょっと気が強くてお姫様で。 ココちゃん、18年間ありがとうね。 クリスマスのディスプレイに友人と病院からのお花で 華やかでしょう。 だってココちゃんはお姫様だもの。 先に行った虹の橋のポン母さんやみんなにもう会えたよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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