リハビリ病院7日目
今日は、リハビリが全くないし、午前中は車椅子に座っていたらしいので、昼から、何をするのもイヤそうだった。瓶の牛乳を差し出したら、2口くらい飲んだ。お昼ご飯の時、お水を差し出すと、手で向こうへやれ、の合図をした。で、昼食の後、飲むヨーグルト、やってみたけど、やっぱり、いらない、って。今日病院に行って、最初のうちは、あたしが飲み物差し出すと意地でものまないぞ、の雰囲気があった。で、30分前のことは忘れてるかなぁの頃に、家で使っていた父親専用の陶器のコップを持っていって、普通のお水を入れて、差し出すと、2、3口はそう嫌がらずに飲んだ。どうも病人扱いされているのが、気に食わないのかもしれない。自分でお茶なり、お水なりをコップに入れて飲む事ができないので、こちらが頻繁に勧めることにした。いままで父親が自分で飲んでいた時のようにして、様子をみることにした。以前も、こちらの言うことを聞いてくれているな、と、思えば、どうしても譲らないところがあったけど(←これって、誰でもですね。)、やっぱり、以前とほとんど変わっていない。ーーーーーーーーーーーーー今日、大便意の予測が当たって、ちょっと、うれしい。寝ていた父親が急にパッチリ目を覚ましたので、起き上がらせたら、いきなり脚をベッドから降ろそうとした。大便のような気がしたので、「ウンチ?」お尻をポンポンと叩いて尋ねた。頷くので、看護師さんに連れて行ってもらった、大成功。看護師さんを待っている間、靴を履かせながら「早く来てほしいねぇ、遅いと出てしまうよね。」というと、笑った。日曜日は看護師さん不足で、ナースコールを押してもなかなか来てくれない。父親の場合、家でのいままでの様子から考えると、早く来てくれないと、間に合わないだろうなぁ、と、思っていたけど、やっぱり。トイレ直行用の椅子に座った時点で、下を覗いたら、もう、顔を出していた。ーーーーーーーーーーーーベッドから、車椅子に移る時、すごく、上手になって、自分の左足に力が入って、すごく、楽になった。出来るだけ、すぐに座らせないで、「自分で立って」と言って、父親が自分で立っている感を私が感じたら座らせるようにしている。今日も上手だった。ーーーーーーーーーーーー家にあった、盆栽の写真集を持っていって見せた。1ページ1ページ、よくみていた。シンパク(漢字忘れた、松の種類のひとつ)の所にくると、枝振りを指でなぞって、ふんふん、とは、言ってないけど、そういう感じで、見ていた。普通なら、うるさい程講釈を聞かされるような写真集なんだけど、一言も喋らなかった。どういうこっちゃ。写真を見て、キュッと頭を下げて、写真の下に書かれている説明文(2,3行)を見る。まるで、そうするのが癖かな、と、思う程、その動作をした。(だって、読めないんだし)ーーーーーーーーーーーー口にお水を含ませて、くちゅくちゅ、ぺっ、が出来た(これは昨日のこと)。くちゅくちゅ、ごっくん、も、今日出来た。くちゅくちゅ、する時、麻痺の右のほうから、お水が少し飛び出るけど、気になる程でもない。ーーーーーーーーーーーー車椅子に座った時、ベッドに敷いてある尿漏れパッドがシワになっていると、手を伸ばして整えようとする。掛け布団も畳むように合図するけど、キチンと畳めてないと、気に食わない様子。寝ている時も、パジャマの上着はピンと下に引っ張っておかないと気が済まない様子。ズボンは捲れ上がっていたら、手で直している。テレビのイヤホンのコードがむやみに垂れているのがイヤで、くるくる巻いて、手に持つ。これは、前の病院のときからそうだった。けど、何から何までキチンとしておかないといけないようだ。姉が言っていたけど、言語の検査の時、先生の言うこと聞かないで、何枚もあったカードを同間隔に並べていたそうだ、で、先生が、それですか、と尋ねたらしくて、姉が、カードをキチンとならべているんだと思います、と言ったそうだ。ーーーーーーーーーーーーまた、一日。