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2004.09.30
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カテゴリ:映画
帆: ウィル・スミスといえばミュージシャンとして成功し、映画界に突然現われたかと思えば、「バッドボーイズ」、「インディペンデンス・デイ」、「メン・イン・ブラック」等、次々とヒット作に出演したまさに“天は2物も3物も与えた”タフガイです。
須: あっ、分かります。分かります。スタイリッシュな雰囲気がする俳優さんですが、演技もしっかりしてますよね。
帆: 確かに。でも、やっぱりマッチョな作品が多いね。「アリ」とかは社会的な作品だったけど、いまいちぱっとしなかったみたいだし。俺は好きだったんだけど。
須: そうですね。日本での露出が多いということは、やっぱりハリウッド大作が多いんでしょうね。
帆: で、ここまでが前フリ。そんなマッチョのウィル・スミスの最新作が今回おすすめの「アイ・ロボット」。
須: 近未来を舞台にしたクライムアクションですね。
帆: そう。ただ、この手のロボット映画は「ブレードランナー」から続くように必ずロボットが自我に目覚め、“アイデンティティーって何?”というパターンに必ず落ち込むんだよね。今回もその例に漏れずやっぱり同じようにロボットがアイデンティティーを持つことがストーリーの中心になってた。
須: じゃあ、ストーリーが予測しやすいんですか?
帆: そう思うよね。ところがそうではないのが、今回おすすめの理由なんだよ。縦軸としてはアイデンティティーを問う流れなんだけど、横軸は優秀な科学者の殺人事件の真相を暴くというサスペンスになってるんだ。特に手の込んだサスペンスというわけではないんだけど、しっかりした縦軸のエンターテイメントの横軸がうまくからんで絶妙のモザイク模様を形成してるんだ。
須: なるほど。ただ単に視聴者に考えさせるだけの作品ではなく、単にエンターテイメント作品だけでもなく、そのバランスが絶妙なんですね。
帆: そう。そういうこと。そこにウィル・スミスというスパイスがうまく絡んでいる。でも、今回はやっぱり単なるマッチョではなくて、過去に深い心の傷を負った刑事役という少し影のある役に挑戦してる。その点がウィル・スミスの魅力を引き出してるようにも思えるね。
須: うーん。是非見たくなってきた!
帆: アクション映画ではなく、社会派映画と感じられる「アイ・ロボット」。男性、女性関係なく、全ての人におすすめできる作品だっ!気になった人は映画館へGO、ゴ、郷!!!

「アイ・ロボット」公式サイト:http://www.foxjapan.com/movies/irobot/





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Last updated  2004.10.02 09:54:37
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