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テーマ:今日の出来事(292863)
カテゴリ:世の中
(あらすじ)
ついに混迷の続くイラクで日本人の被害者が出た。その人はただイラクの状況を肉眼で見たかっただけ。ただそれだけの理由で無残に首を切断され、殺される理由があっただろうか。 ところが、新潟地震の影に隠れ、以外なほどにこの事件を取り扱うメディアの量が少ない。果たしてそれは何故なのだろうか?須伝くんは率直にこの疑問を帆日多課長にぶつけた。 須: 課長。今日は残念なニュースが流れてしまいましたね。 帆: ん?ああ、イラクの日本人殺害事件ね。ほんと、残念な結果になったね。突然の事件と展開に僕もびっくりしたけど。 須: そうですね。ほんと突然でした。でも、思った以上に日本国内で取り上げられていないような気がするんですけど、気のせいでしょうか? 帆: あっ、それ僕も思った。前に3人の日本人が人質にされた時に比べると正直控えめな報道だったような気がするね。 須: なぜでしょう。 帆: 日本人の誰もが“自業自得だ”と思ってるからじゃないなか。 須: この時期に一人でイラクに入ったことがですか? 帆: そう。ワイドショーとかでも否定的な報道が多かったしね。 須: 課長もそう思いますか?自業自得だ、と。 帆: いや、思わないよ。不注意だったという指摘はいなめないと思うけど、ただイラクに入国しただけだよ。ただ、それだけだよ。殺される理由はどこにあるの?しかもあんな無残な殺され方するようなことしたの?恨み?そうじゃないよね。ただ、パフォーマンスの対象にされただけだよ。あえて言うなら、運がなかった。そう、運悪く過激派に見つかってしまったんだよ。それをよってたかって日本のメディアが無謀扱いする権利はないよね。 須: そう、そうですよ。感じてた違和感は被害者の人にさも責任があるかのような放送が気に入らなかったんですよ。そうか、違和感の理由が分かった気がします。 帆: 確かに本人に責任がなかったわけではないけど、日本のメディアが責める理由はないよね。 須: 本当に悲しい事件ですね。心からご冥福をお祈りしたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.11.08 22:45:14
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