■□　驟雨来たりなば、幸遠からじ　□■

（あらすじ）
　世界でも最強の名を２分するバルセロナとレアル・マドリッド。この２チームがスペインのリーガエスパニョーラで対戦する試合は伝統の一戦として“クラシコ”と呼ばれています。そのクラシコがいよいよ今週末に迫ってきました。さて、クラシコ直前のそれぞれのチーム状態はどうだったのでしょうか？意外にもバルサとレアルで明暗が分かれる形になりました。

須：　いよいよ、迫ってきましたね。スペイン伝統の一戦“クラシコ”！
帆：　うん、そうだね。今年は特にフィールド内外で何かと話題の多い両チームだから、白熱することは間違いないねっ！
須：　うぅ～ん、楽しみですね。でも先週末の試合、バルサ負けましたよね。今季、初黒星。
帆：　そう。ここまで国内リーグだけじゃなく、チャンピオンズリーグでも好調をキープしてたからね。相手が曲者ベティスとはいえ、少し集中力を欠いたね。結果は２対１でバルサの負けだけど、２点ともＤＦのミスだったからね。
須：　ありゃぁ、それは痛いですね。
帆：　まあ、悲観することはないよ。バルサファンの須伝くん。
須：　いや、特にバルサファンでは・・・
帆：　長いシーズンどうしても好不調の波はあるからね。なかなか無敗優勝なんてできるもんじゃないよ。逆にクラシコの前に負けたことで気合が入りなおしたかもしれないよ。
須：　なるほど～。内容的にはそれなりに悪くなかったんですね。
帆：　そのとおり。長いシーズン、こんなこともあるよ。メディアはバルサが負けて、レアルが勝ったからすごくレアル有利みたいな見方してるけど、そう簡単にはいかないよ。
須：　そのレアルなんですけど、下位アルバセテ相手に６対１で勝利ということですけど、こちらの結果はどう思いますか。
帆：　うん。できすぎだと思うよ。
須：　あっ、やっぱり。
帆：　でも、これまで不調、不調とメディアに叩かれてきたレアルだけど、この試合始まる前の時点で既に２位。結果はちゃんと残してたからね。現チームなりに戦いを見つけた感はあったよ。
須：　現チームではというのは？
帆：　レアルも有名なチームだから、どうしても優勝したシーズンの好調だったチームと比較されて今のチームを評論されたりするからね。それはあんまりフェアじゃないよ。メンバーもそれなりに変わってるし、選手にも衰えはあるから。だから開幕ダッシュにこけて、監督交代とざわざわしたけど、順位が２位になったように地に足のついた戦いはできてるよ。
須：　でも、メディアは不満そうですね。笑
帆：　あはは。まあ、爆発的な攻撃力をサポーターに見せるのがレアルのフットボールだからね。チームの基盤はできた感はあるから、本格的にエンジンがかかるのはこれからじゃない。
須：　なるほど。じゃあ、次のクラシコは力の拮抗した２チームの試合が見れるわけですね。すばり課長の予想とキープレーヤーをあげてください。
帆：　力は拮抗している分、やっぱりホームのバルサ有利と見た。３対２でバルサの処理かな。希望的な予想でもあるけど、ゴールシーンいっぱい見たいしね。キープレーヤーは意外かもしれないけど、両チームＧＫ。バルサならバルデス、レアルならカシージャス。やっぱり攻撃力が売り物の両チームだから、どれだけＧＫを中心としたＤＦががまんできるかにかかってくると思うよ！
須：　うぅん！！！ますます楽しみだなぁ。でも、毎年何かと問題が多いんですよね。
帆：　あはは、確かに。去年はフィーゴに色んな物が投げられてたしね。今年は熱くてもクリーンな試合をしてもらいたいもんだよ。ちびっこも見てるし。
須：　そうですよ。そのとおり！！！