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■□ 驟雨来たりなば、幸遠からじ □■

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2004.11.20
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カテゴリ:映画
(あらすじ)
ある日駅で陳腐な映画広告を見た帆日多課長。その広告には“「セブン」よりも恐い映画”とキャッチコピーがされていた。なぜ、こんな古い映画と比べるのだろうと課長を思いながら、その映画の異様なシチュエーションに引き付けられる。
気が付いたそこは薄汚い地下室。鎖に繋がれた2人。そして、2人の間には銃で頭を撃ちぬいた死体が。なぜ、俺はここにいる?死んでいるのは誰だ?なぜ死んでいる?この物語はそこから始まる。

帆: 須伝くん、須伝くん。最近見た中で一番の推薦映画を見たかもしんない。
須: えっ!それは非常に興味がありますね。なんですか?なんですか?
帆: 「ソウ」っていう映画なんだけど、知ってる?
須: 「ソウ」ですか・・・知りませんねぇ。ミニシアター系ですか?
帆: 僕もそう思ったんだけど、一応全国公開みたい。宣伝費もあんまりないみたいだから、ちらっとテレビでCM見たくらいなんだけど。だけど裏をかえせば、それくらいしか宣伝費がかけれない作品にも関わらず、全国公開、はたまたテレビ、雑誌で取り上げられるくらいなんだから作品自体の魅力が高いんだろうねぇ。
須: そういえば誰が出てるんですか?有名な俳優さんいます??
帆: ほとんどいないよ。唯一知ってたのは、ダニ―・ウィーバーっていうメル・ギブソンと「リーサルウエポン」でコンビを組んでた人。後はもしかすると有名な人かもしれないけど分かんなかった。
須: 課長が分からないんなら、大抵の人は分からないでしょうねぇ。で、いつものとおりずばり見所は?
帆: やっぱり分かりやすく事実をたどっていくことと、人間の極限状態をリアルに描き出してることかなぁ。
須: へぇ~。
帆: この物語のスタートは訳も分からず拉致された2人の男が地下の空間に鎖で繋がれたところから始まるの。しかも、2人の間には銃で頭を射抜いた死体が転がってるという異様な状況。そして、2人がそれぞれ記憶を頼りになぜ自分たちが拉致されのか、犯人は誰なのかを考えていくというわけ。
須: な、なんか既にシチュエーションが異常ですね。じゃあ密室の中での会話が中心の映画なんですか?
帆: う~ん。そうでもないかなぁ。もちろん基本は2人が監禁されてる密室なんだけど、記憶をたどって過去に戻ったり、家族の状況なんかも描かれているから、単なる密室劇みたいな感じではないなぁ。「キューブ」みたいな映画を想像してるかもしれないけど、それとはちょっとテイストは違うなぁ。人間の極限を描いているところは似ているとは思うけど。
須: なるほど、なるほど。で、課長が特におすすめしている理由はなんなんですか?
帆: ストーリーが非常に丁寧に作られてて、本当に映画にノメリコムんだよ。ハラハラ、ドキドキの連続で気が付いたら作り手の仕掛けたストーリーの落とし穴に落ちてるんだよねぇ。で、ラストシーンを見て初めて「やられたっ!」って気付くんだよね。新鮮なショックがあるよ。
須: いいっすね、それ!僕もそういう風に最後にショックを与えてくれる映画って大好きなんですよ。見よ。是非、見よ!
帆: うん。是非、見て見て。ただ、「オールドボーイ」に続き、この映画もグロいから気を付けてね。肉料理の後には絶対に見ない方がいいよ。
須: うぅ、グロいのは嫌ですけど、がんばって見てみます。





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Last updated  2004.12.01 10:11:20
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