■□　驟雨来たりなば、幸遠からじ　□■

（あらすじ）
　世界中が注目したスペイン、リーガエスパニョーラにおけるバルセロナVSレアルマドリッドの一戦。結果は大方の予想通りホーム・バルセロナの処理となったが、内容は予想を裏切るものではなかったのだろうか。スコアは３対０。さて、接戦を予想していた帆日多課長の見解やいかに。

須：　すごい。すごいっすよ、課長。バルサのあのしびれるような攻撃スタイル。ほんと見ていて楽しいですよ。レアルは何もできなかったですね。
帆：　うん、そうだね。レアルはただ後ろでパスを回すだけで、ほとんどチャンスらしいチャンスは作れなかったね。
須：　いくらなんでも３対０というのはすごいですね。やっぱりレアルは調子悪いんですかね。
帆：　良いとはいえないけど、決して悪すぎるともいえないよ。正直、最初の失点がなければ結果はもう少し変わってたと思うけど。まあ、あの内容ならバルサの勝ちはゆらぎなかったけど。
須：　ロベルト・カルロスのあの見送り方。あれはないですよね・・・
帆：　あはは。そうだね。プロとして、ましてあの大一番でやることじゃないよね。でも、ロベカルはよくやるんだよ、ああいうポカ。
須：　じゃあ、この試合のポイントはやはり先制点になるんですか？
帆：　そうだね。ひとつのポイントだったと思うよ。ただ、それは全てにおいてバルサのDFがレアルを上回っていたという結果だね。バルサによるチーム全体のプレッシャーが先制点のシチュエーションを生み出したんだと思うよ。同じ状況になった場合レアルのロナウドが先制点を取ったエトーのようにボールを追いかけたかどうかはあやしいもんだもん。
須：　あはは、確かに。相変わらず体が重い感じですもんね。しかし、レアルこの敗戦が尾を引かなければいいですね。
帆：　そうだね。本人たちが「今回はしょうがいない。リベンジはホームで」と割り切れるかどうかだろうね。実際、この後チャンピオンズリーグとか重要な試合が残ってるしね。うまく切り替えられると調子を取り戻していけるんじゃないかなぁ。それだけのポテンシャルを持ったチームだからね。
須：　そうですね。国内リーグはともかく、チャンピオンズリーグでレアルがいないというのは寂しいですからね。
帆：　うん、そうだね。普段は嫌味なくらい強いから応援しないけど、弱くなると応援したくなるよね。
須：　あはは、そうですね。