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今期は今までになくテレビドラマを見ました。
やっぱりフジテレビのドラマへの力の入れようもあってか、配役なんかもすごく豪華で、往々にしてどのドラマも満足のいくものでした。うんうん。 見た中でも一番のお勧めは、TBS「白夜行」。原作の東野圭吾ファンとしては、氏の世界観が壊れないかどうかを気にしてたのですが(氏もドラマ化は基本的には反対だったそうです)、原作を知っていても見ごたえ十分な内容でした。 原作はミステリーなため、事実を淡々と追いかけながら、主人公二人のディテールが見えていくというものなので、二人がその時々でどのように考え、葛藤していたのかなどは書かれていません。が、今回のドラマは二人の関係に焦点をあて、二人の心の機微を丁寧に描いています。ですので、事件の異様な雰囲気と主人公二人のはかない関係が絶妙のバランスで展開され、見る者を惹きつけます。後、豪華な俳優人の演技もすばらしかった。主演の山田孝之、綾瀬はるか両名はさることながら、最後まで執拗な刑事の役を演じた武田鉄也さんには個人的に助演男優賞をあげたいくらいです。 原作を読んだ人も、読んでいない人にも進められるすばらしいドラマだったと思います。 ↓DVD欲しいです。 ★予約特典:雪穂デザイン指輪ストラップをもれなくプレゼント!DVD-BOXだけのオリジナル・エン... 白夜行 その次に面白かったのが、フジテレビ「小早川伸木の恋」。柴文ふみ原作、唐沢寿明主演というこれまた豪華なドラマでしたが、簡単に言うと、それまで周りの様子を伺って人生を送ってきた男が、妻とは別に好きな人ができることをきっかけに人生をかけていくという、大筋は実に単純な話です。 が、それを演出する人間描写とそれぞれの関係がリアルで実に面白かった。さすが、柴文ふみと思わずつぶやいてしまうような、日常生活で誰もが体験したことのあるようなジレンマや焦燥感を見ていて味わうことができます。笑 昨今ではサスペンス等でこった仕掛けがないとなかなか視聴者の満足を得られない中で、そういった仕掛けなく、人間ドラマだけで魅せる。さすがだと思いました。結末も個人的には現実的でいいなと思いました。 小早川伸木の恋(1) あと、フジテレビ「N'sあおい」なんかも面白かったです。コメディっぽいのかなと思っていたのですが、看護という重厚なテーマを正面から受け止め、真の強さとは何かを考えさせられるいいドラマだったと思います。あと「アンフェア」も最終回前まではすばらしかった。誰が犯人かまったくわからない仕掛けは見事だったと思います。が、最終回がいまいちすぎました。犯行がばれたときの演技(多分演出の問題)のひどさや最初10分で犯人が分かったら、そのまま惰性で最後までいってしまった(最後の一山がなかった)ので、期待度が高かっただけだけに残念でした。 「西遊記」は僕のようなおっさんが見るには辛いドラマだったので、コメントなしです。 心残りはTBS「輪舞曲」を見逃したことです。せっかく、ジウ様が出ているので、見とけばよかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.28 16:53:46
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