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カテゴリ:フットボール
2006、ヨーロッパチャンピオンズリーグファイナル。
決勝の地は、フランス・パリ。 この地に入ることを許された二つのチーム。 ひとつは、華麗なるパスワークと洗練された個と組織を併せ持つチーム、バルセロナ。 もうひとつは、スピード溢れる攻撃と堅牢な守備を若い力で構成するチーム、アーセナル。 ヨーロッパでの強豪とされる2チーム。そして、人気の高い2チーム。W杯前に、世界の熱い視線が注がれた。 1発勝負という難しい舞台。 だが、近年にない熱戦が展開される。 お互いに100%持ち味を出したとは言い切れない。アーセナルにいたっては前半の早い段階でGkレーマン退場という悲劇に見舞われてしまう。だが、それでも1歩も退かない。むしろ、アンリを中心とした早いカウンターアタックにバルセロナは何度も危ない場面を迎える。アーセナルは勇敢に戦い続けた。同点にされるまでは・・・ 先制点を許したバルサの調子は決してよいものではなかった。 得点を焦るあまり、持ち味の細かいパス回しができない。可能性の薄いシュートが続く。 それを途中交代のイニエスタ、ラーションの二人が変える。シンプルな縦パスだった。イニエスタからラーションに入ったシンプルな縦パスを、ラーションはほんの少しのタッチでシンプルに流した。それは一瞬の出来事。ラーションを経由したボールの先にはトップスピードでDFの裏に抜けたエトーしかいなかった。冷静なエトーのシュート。スタジアムが歓喜に湧く。 興奮醒めない中、バルサがボールをキープ。ラーションが右サイドに開く。そして横パス。 アーセナルの足は止まっていた。オーバーラップした途中交代のベレッチのシュート。 僕は見ながら叫んでいた。スタジアムの興奮をテレビを通して共有していた。 揺れるスタジアム。 バルセロナ優勝。 優勝候補と言われた。昨年敗れたチェルシーを屠り、強豪ミランも退けた。 優勝候補と言われて、優勝した。簡単にできることではない。本当にすばらしい優勝だった。 心からお祝いとお疲れ様をいいたい。 サミュエル・エトーのDVD バルセロナ カメルーン バルササッカースクール デコ/シルビーニョDVD DVD アンリ&ベルカンプ <送料無料> アーセナル-オフィシャルヒストリー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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